概要
引数の比率でのアークタンジェントを返します。
構文
Math.atan2(y,
x)
引数
y, x
- 数値(数字)
説明
atan2
メソッドは、(x,y) 座標のシータ角を表す -PI から PI までの数値を返します。 これは、正の X 軸から (x,y
) 座標までをラジアン単位で表した逆時計回りの角度です。このメソッドへ渡す引数は、y 座標が 一番目、x 座標が 二番目であることに注意してください。
atan2
は、x
と y
が分割されて渡され、atan
は、それらの 2 つの引数の比率が渡されます。
atan2
は Math
オブジェクトの静的なメソッドなので、自ら生成した Math
オブジェクトのメソッドとしてではなく、常に、Math.atan2()
として使用するようにしてください。
例
例: Math.atan2
の使用
以下の関数は、極座標の角度を返します。:
function getAtan2(y,x) { return Math.atan2(y,x) }
getAtan2
の引数として (90, 15
) が渡された場合、このメソッドは、1.4056476493802699
を返します。 (15, 90
) が渡された場合は、0.16514867741462683
を返します。
Math.atan2( ±0, -0 )
は、±PI
を返します。
Math.atan2( ±0, +0 )
は、±0
を返します。
Math.atan2( ±0, -x )
は、x < 0
に対しての ±PI
を返します。
Math.atan2( ±0, x )
は、 x > 0
に対しての ±0
を返します。
Math.atan2( y, ±0 )
は、 y > 0
に対しての -PI/2
Math.atan2( ±y, -Infinity )
は、無限大 と y > 0
に対しての ±PI
を返します。
Math.atan2( ±y, +Infinity )
は、 無限大 と y > 0
に対しての ±0
を返します。
Math.atan2( ±Infinity, +x )
は、無限大 と x に対しての ±PI/2
を返します。
Math.atan2( ±Infinity, -Infinity )
は、±3*PI/4
を返します。
Math.atan2( ±Infinity, +Infinity )
は、±PI/4
を返します。