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Math.atanh()

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これは Harmony(ECMAScript 6) 提案の一部であり、実験段階の技術です。
この技術の仕様は安定していません。ブラウザ互換性の一覧表を確認してください。またこれらの構文や動作は、仕様変更などにより、新しいバージョンのブラウザでは変更される可能性があるという点に注意してください。

概要

引数として与えた数のハイパーボリックアークタンジェントを返します。すなわち

x(-1,1),Math.atanh(x)=arctanh(x)= the unique ysuch thattanh(y)=x\forall x \in \left( -1, 1 \right), \mathtt{\operatorname{Math.atanh}(x)} = \operatorname{arctanh}(x) = \text{ the unique } \; y \; \text{such that} \; \tanh(y) = x

構文

Math.atanh(x)

引数

x
数値

説明

atanh()Mathオブジェクトの静的なメソッドなので、自ら生成したMathオブジェクトのメソッドとしてではなく、常に、Math.atanh()として使用するようにしてください(Mathオブジェクトにはコンストラクタがありません。)。

例: Math.atanh()を使う

Math.atanh(-2);  // NaN
Math.atanh(-1);  // -Infinity
Math.atanh(0);   // 0
Math.atanh(0.5); // 0.5493061443340548
Math.atanh(1);   // Infinity
Math.atanh(2);   // NaN

1よりも大きな値もしくは-1よりも小さな値に対して、NaNが返されます。

ポリフィル

|x|<1\left|x\right| < 1に対して、artanh(x)=12ln(1+x1-x)\operatorname {artanh} (x) = \frac{1}{2}\ln \left( \frac{1 + x}{1 - x} \right)になり、次の関数でエミュレートできます。:

Math.atanh = Math.atanh || function(x) {
  return Math.log((1+x)/(1-x)) / 2;
};

仕様

仕様 状況 コメント
ECMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262)
The definition of 'Math.atanh' in that specification.
Standard Initial definition.

ブラウザ実装状況

機能 Chrome Firefox (Gecko) Internet Explorer Opera Safari
基本サポート 38 25 (25) 未サポート 25 7.1
機能 Android Chrome for Android Firefox Mobile (Gecko) IE Mobile Opera Mobile Safari Mobile
基本サポート 未サポート 未サポート 25.0 (25) 未サポート 未サポート iOS 8

関連情報

ドキュメントのタグと貢献者

 このページの貢献者: shide55
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