これは Harmony(ECMAScript 6) 提案の一部であり、実験段階の技術です。
この技術の仕様は安定していません。ブラウザ互換性の一覧表を確認してください。またこれらの構文や動作は、仕様変更などにより、新しいバージョンのブラウザでは変更される可能性があるという点に注意してください。
概要
Math.sign()
関数は、引数として与えた数が正、負、0 のどれであるか示す符号を返します。
構文
Math.sign(x)
引数
x
- 数値
説明
sign()
は Math
オブジェクトの静的なメソッドであるため、自ら生成した Math
オブジェクトのメソッドとしてではなく、常に、Math.sign()
として使用してください (Math
オブジェクトにはコンストラクタがありません)。
この関数は 5 種類の返り値があります。1
、 -1
、 0
、 -0
、 NaN
。 それぞれ、"正"、"負"、"正 0"、"負 0"、NaN
を表します。
この関数に渡された引数は暗黙のうちに x
型に変換されます。
例
Math.sign()
を使う
Math.sign(3); // 1 Math.sign(-3); // -1 Math.sign('-3'); // -1 Math.sign(0); // 0 Math.sign(-0); // -0 Math.sign(NaN); // NaN Math.sign('foo'); // NaN Math.sign(); // NaN
Polyfill
Math.sign = Math.sign || function(x) { x = +x; // convert to a number if (x === 0 || isNaN(x)) { return x; } return x > 0 ? 1 : -1; }
仕様
仕様 | ステータス | コメント |
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ECMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262) The definition of 'Math.sign' in that specification. |
Standard | Initial definition. |
ブラウザ実装状況
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) | Internet Explorer | Opera | Safari |
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基本サポート | 38 | 25 (25) | 未サポート | 25 | 未サポート |
機能 | Android | Chrome for Android | Firefox Mobile (Gecko) | IE Mobile | Opera Mobile | Safari Mobile |
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基本サポート | 未サポート | 未サポート | 25.0 (25) | 未サポート | 未サポート | 未サポート |