getTime()
メソッドは、協定世界時に基づく指定された日時の「時」に相当する数値を返します。
このメソッドは、日付と時刻を別の Date
オブジェクトへ代入する助けとして使用できます。このメソッドは、valueOf()
メソッドと機能的に同等です。
構文
dateObj.getTime()
戻り値
数値は、1970 年 1 月 1 日 00:00:00 UTC から指定した日時までの経過時間をミリ秒単位で表します。
例
getTime()
を使って日付をコピーする
同一の time 値を持つ date オブジェクトを構築します。
// month は 0 を基点とするため、birthday は 1995 年 1 月 10 日になります var birthday = new Date(1994, 12, 10); var copy = new Date(); copy.setTime(birthday.getTime());
実行時間を計測する
新たに生成された Date
オブジェクトで、続く 2 個の getTime()
呼び出しを減算して、これらの呼び出しの間の時間を得ます。これは、何らかの命令の実行時間を計測するために使用できます。また、Date.now()
を参照して不要な Date
オブジェクトのインスタンス化を避けてください。
var end, start; start = new Date(); for (var i = 0; i < 1000; i++) { Math.sqrt(i); } end = new Date(); console.log('Operation took ' + (end.getTime() - start.getTime()) + ' msec');
仕様
仕様書 | 策定状況 | 備考 |
---|---|---|
ECMAScript 1st Edition (ECMA-262) | 標準 | 初期定義。JavaScript 1.0 で実装。 |
ECMAScript 5.1 (ECMA-262) Date.prototype.getTime の定義 |
標準 | |
ECMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262) Date.prototype.getTime の定義 |
標準 | |
ECMAScript 2017 Draft (ECMA-262) Date.prototype.getTime の定義 |
ドラフト |
ブラウザの実装状況
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) | Internet Explorer | Opera | Safari |
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基本サポート | (有) | (有) | (有) | (有) | (有) |
機能 | Android | Chrome for Android | Firefox Mobile (Gecko) | IE Mobile | Opera Mobile | Safari Mobile |
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基本サポート | (有) | (有) | (有) | (有) | (有) | (有) |