この JavaScript の変更履歴は Netscape Navigator3.0~4.0 に基づいています。旧 Netscape Navigator のドキュメントは archive.org にあります。Netscape Navigator 4.0 は 1997 年 6 月 11 日にリリースされました。Netscape Navigator 4.0 は、JavaScript をサポートするブラウザの 3 番目のメジャーバージョンでした。
JavaScript バージョン
Netscape Navigator 4.0 では JavaScript 1.2 を実行できるようになりました。Netscape Navigator 3.0 以前では、language 属性が "JavaScript1.2" 以上に設定されているスクリプトを無視することに注意してください。
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript1.1"> <!-- JavaScript for Navigator 3.0. --> <SCRIPT LANGUAGE="JavaScript1.2"> <!-- JavaScript for Navigator 4.0. -->
1.2 の新機能
新しいオブジェクト
- objectをリテラル記法を使って生成することが出来ます(Python 1.x のディクショナリリテラル構文からのインスパイア)
- 配列を作成するときにもリテラル機能を作成することが出来ます(Python 1.x のリストリテラル構文からのインスパイア)。
- arguments
新しく実装されたプロパティ
新しく実装されたメソッド
Array.prototype.concat()
Array.prototype.slice()
String.prototype.charCodeAt()
String.prototype.concat()
String.fromCharCode()
String.prototype.match()
String.prototype.replace()
String.prototype.search()
String.prototype.slice()
String.prototype.substr()
新しい演算子
delete
- Equality operators(
==
と!=
)
新しい構文
- Labeled statements
switch
do...while
import
export
他の新機能
JavaScript 1.2 での機能変更
- function がネスト出来る。
- 数値を Number に変換する。
x
が数値化できない文字列の場合、エラーをスローせずに、NaN
を生成する- 文字列を String に変換する。
Array.prototype.sort()
がすべてのプラットフォームで実行可能。undefined 要素を null に変換せず、配列のハイエンドにそれらをソートする。String.prototype.split()
- オブジェクトの文字列を分割するすることにより、正規表現の引数と同様に、固定された文字列を取ることが出来る。
- 結果の配列内の空要素を末尾に含まないように、リミットカウントを取ることが出来る。
String.prototype.substring()
: 最初のインデックスが 2 つメのインデックスよりも大きい場合、交換しなくなった。toString()
: オブジェクトや配列をリテラルに変換。- The
break
ステートメントとcontinue
ステートメントを新しいラベルステートメント内で使用可能。