Element.requestFullscreen()
メソッドは、要素をフルスクリーン表示するための非同期的な要求を発行します。
要素がフルスクリーンモードに移行することは保証されていません。フルスクリーンモードに移行する許可が与えられている場合は、フルスクリーンモードであることを知ることができる fullscreenchange
イベントを document が受け取ります。フルクリーンモードが拒否されている場合は、代わりに fullscreenerror
イベントを受け取ります。
ドキュメントのトップレベルにある要素、または allowfullscreen
属性を持つ <iframe>
だけがフルスクリーンモードで表示できます。すなわち、<frame>
や <object>
の内部にある要素はフルスクリーンモードで表示できません。
構文
elt.requestFullscreen();
仕様
仕様書 | 策定状況 | コメント |
---|---|---|
Fullscreen API Element.requestFullScreen() の定義 |
現行の標準 | 最初期の定義 |
ブラウザ実装状況
機能 | Chrome | Firefox | Internet Explorer | Edge | Opera | Safari |
---|---|---|---|---|---|---|
基本サポート | (有)webkit[1] | 9.0 (9.0) mozRequestFullScreen としてサポート[2]47.0 (47.0) (full-screen-api.unprefix.enabled で制御) |
11ms[3] | (有)[3] | ? | ? |
機能 | Android | Firefox Mobile (Gecko) | IE Mobile | Opera Mobile | Safari Mobile |
---|---|---|---|---|---|
基本サポート | ? | 9.0 (9.0) mozRequestFullScreen としてサポート [2]47.0 (47.0) (full-screen-api.unprefix.enabled で制御) |
? | ? | ? |
[1] webkitRequestFullScreen
として実装されています。
[2] mozRequestFullScreen
として実装されています (Screen の S は大文字です)。Firefox 44 より前のバージョンでは、誤って <frame>
や <object>
の内部にある要素の要求も受け入れて、許可されれば全画面表示していました。これは Firefox 44 以降で修正済みです。ドキュメントのトップレベルにある要素、または allowfullscreen
属性を持つ <iframe>
だけがフルスクリーンモードで表示できます。
[3] MSDN のドキュメントをご覧ください。