アプリをデバッグする際、最初に行うことといえばもちろん、Firefox などフル機能のデスクトップブラウザとその利用可能なツールを活用することです。しかし一度アプリがプラットフォーム上にインストールされてしまうと (参考: アプリのインストールに関するプラットフォーム固有の詳細)、それはネイティブアプリとなり、Web アプリランタイムの中で実行され、事態はより複雑になってきます。
アプリが Web アプリランタイム内で実行されているときに問題をデバッグするには、コマンドラインから古い (それでもまだ役に立つ) エラーコンソール を有効にして起動します。
例えば https://areatweet.com/ で公開されたアプリが $HOME/.http\;areatweet.com/
にインストールされた場合 (これは Linux デスクトップの場合です。参考: アプリのインストールに関するプラットフォーム固有の詳細)、Web アプリランタイムはこのディレクトリにあります。以下のようにデバッグオプションを有効にしてランタイムを起動します。
$ ~/.http\;areatweet.com
/webapprt-stub -jsconsole
なお、Windows では Web アプリランタイムは webapprt-stub
という名前ではなくアプリ名にちなんだファイル名となっていますが、基本は同じです。
デバッグに関する詳しい情報は ハッキング Firefox OS を参照してください。
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