概要
HTMLElement.contentEditable
プロパティは、要素が編集可能かどうかを取得または設定するのに使用します。この列挙可能属性は、以下の値を持ちます:
"true"
は、要素が編集可能 (contenteditable) であることを示します。"false"
は、要素が編集できないことを示します。"inherit"
は、要素が親要素の編集可能状態を継承することを示します。
HTMLElement.isContentEditable
プロパティを使用して、このプロパティの計算済みの真偽値をテストできます。
構文
editable = element.contentEditable element.contentEditable = "true"
仕様書
仕様 | 状態 | コメント |
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WHATWG HTML Living Standard The definition of 'contenteditable' in that specification. |
Living Standard | Initial definition |
ブラウザの互換性
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) | Internet Explorer | Opera | Safari |
---|---|---|---|---|---|
基本サポート | 11 | 3.0 (1.9) | 6[1] | 10.6 | 3.2 |
機能 | Android | Firefox Mobile (Gecko) | IE Mobile | Opera Mobile | Safari Mobile |
---|---|---|---|---|---|
基本サポート | 3 | 1.0 (1.9) | 6[1] | 未サポート | 5 |
[1] Internet Explorer には、この機能の実装に伴う一連のバグがあります。IE10 は、リストの編集時にクラッシュすることがあります (bug 796187)。IE11 以降は、要素が float な場合、キャレットを不正な位置に置きます (bug 858749)。IE9~10 は、ドラッグ中にマウスホイールを使用すると window がフリーズします (bug 809254)。IE10~11 は、input
イベントを発生させません (bug 794285)。IE10 は、コンテキストメニューから "切り取り" を選択した後にクラッシュします (bug 801770)。IE11 以降は、空のテーブルセル内にキャレットを置けません (bug 807199)。IE10 は、スペルミスの単語を右クリックした時に contextmenu
イベントを発生させません (bug 774350)。IE11 は、内部に contenteditable ドキュメントを持つ <iframe>
を表示または隠した時、<br>
要素を <body>
要素に追加します (bug 864804)。IE11 は、画像や入力フォームのサイズ変更ハンドルを無効化できません (bug 907422)。