概要
文書の URL に関する情報を持ち、その URL を変更するメソッドを提供する Location
オブジェクトを返します。Gecko ブラウザでは URL をこのプロパティに割り当てる事により別の URL をロードする事もできます。
詳細については window.location
を参照して下さい。
構文
// ロケーションオブジェクトの取得 var locationObj = document.location; // ロケーションオブジェクトの値を設定(※注記の項を参照) document.location = 'https://www.mozilla.org';
例
alert(document.location); // 以下の様な文字列が表示されます: // "https://developer.mozilla.org/ja/docs/DOM/document.location"
注記
Location
オブジェクトは、現在の URL を返す toString
メソッドを持ちます。また document.location
に文字列を割り当てる事もできます。これは、ほとんどの場合、文字列であるかのように document.location を扱う事ができる事を意味します。但し、例えばロケーションオブジェクトに対して String オブジェクトのメソッドを呼び出す必要がある場合には、明示的に toString
を呼び出し String オブジェクトに変換する必要があります。以下に例を示します。
alert( document.location.toString().charAt(17) );
Gecko ブラウザでは document.location
に値を設定可能ですが、 document.location
は当初は読み取り専用プロパティでした。クロスブラウザの安全を確保するためには、代わりに window.location
を用います。
文字列として URL を取得するだけなら、読み取り専用 の document.URL
プロパティを用いる事も出来ます。
仕様
DOM Level 0。どの標準にも属しません。