このガイドは、Firefox OSアプリのコピーを書くために守るルールを概説しますが、アプリのインターフェイス用に良いコピーを書くための一般的なガイドとしても使えます。
【訳注: スタイルガイドには英語での内容も含まれており、そのまま翻訳しています。関連するものを選んで適用してください。】
一般的な用語選択
- タップ: 「タップ」の用語を使います。誤り: 「選択」, 「クリック」, 「押下」, など。
- スペース: 「ストレージ」ではなく「スペース」を使用してください。
- 電話機: 電話機専用のことを述べる時に使います。
- タブレット: タブレット専用のことを述べる時に使います。
- モバイル端末: 電話機とタブレットの両方りのことを述べる時に使います。特定端末の触れるかもしれない時には"モバイル端末"を使わないでください。
- アプリ: いつでも アプリケーションではなく、"アプリ" を使います。名詞の一部分でないときには大文字を使わないでください。
- Please と Thank you: 英語を書く時にはこれらの言葉は使わないでください。システム通知では、ユーザを邪魔する不必要な長さになることがあります。しかしながら、他の言語で"please" と “thank you” に対応する、ローカル文化に依存するローカル用語の使用は自由です。
- Firefox Marketplace: "Firefox Marketplace" が最初に挙がります。 "Marketplace" はそれに続く受け入れ可能なもので、常に大文字化します。また決して Mozilla Marketplace としないでください。
- フリー: この用語は国際化が難しいものです。それは英語で "コストのないもの" と "制限のないもの" の両方だからであり、しかしその他の言葉ではとても難しい意味だからです。全体を通して、使うか避けるかをはっきりとしてください。
- FxOS: これは Firefox OS の公式な略称ですが、外部のコミュニケーションに使用すべきではありません。
- サインイン: 「サインイン」を使用してください。動詞としては、ハイフンなしでスペースで別れた"Sign in"を使います。大文字化するかはコンテキストに依存します。大文字化の節を見てください。形容詞としては Sign-In を使用します。誤り: Login, Log in, Signin
- Wi-Fi: Wi-Fi の綴りは「WiFi」や「wifi」や「wifi」ではなく、WとFを大文字にしてハイフンをつけてた「Wi-Fi」を使用してください。
- email: 一語で、小文字で、ハイフンなしです。誤り: E-Mail, Email, など 例外: email が固有名詞でアプリ名として使われる時には、E-Mail の綴りを使うことができます。
フォーマット
- https://: は通信のURLの前につけるべきではありません。
- Web: 複合語の一部でなければ「Web」の 1 文字目は大文字にしてください。
- 頭字語: ピリオドなしの大文字を使用します。例外としてブランド名の一部であるとか、その結果別の用語の綴りになる場合を除きます。
- Internet: 常に大文字化します。
- Pancake: タブレットのブラウジング機器について述べる時は大文字化し、おいしい朝食の食べ物について述べる時は小文字のままです。
- Sync: Firefox の中の機能について語る時は大文字化し、記述用語としてのみ使う場合は小文字のままです。
- URLs: 全て大文字で、ピリオドなしです。(頭字語を見よ)
- Numbers: 数字を書くのではなく、アラビア数字 (1, 2, 3 など) を使います。千とか100万とか大きな数字は数字を書きます。
- ファイルサイズの表示
- 1 KB 未満の場合の表示は、 <1 KB
- 1 KB 〜 1,023 KB の時の表示は、 357 KB
- 1 MB 〜 1,047 MB の時の表示は、 2.5MB (小数第1位まで)
- 1 GB 以上の時の表示は、 3.8 GB (小数第1位まで)
個別のインターフェイス機能
- タイトル (A):
- センテンスケース (最初の単語と固有名詞の 1 文字目のみ大文字にする記法)。
- 疑問文以外は文末の句読点を省略してください。
- 1 行以内におさめてください。
- 核となる部分は、最初の数語に記載してください。
- ボタン (B):
- タイトルケース (すべての単語の 1 文字目を大文字にする記法)。
- 1 〜 2 語以内におさめてください。
- ボタンの動作は、明確な動詞で記述してください。例えば「キャンセル」「履歴を消去」「メールを追加」「すべて選択」など。
- ダイアログ本文 (C):
- センテンスケース (最初の単語と固有名詞の 1 文字目のみ大文字にする記法)。
- ダイアログボタン (B):
- タイトルケース (すべての単語の 1 文字目を大文字にする記法)。
- 1 〜 2 語以内におさめてください。
- ボタンの動作は、上記のように、明確な動詞で記述してください。
- リストボタン / リストアイテム (D):
- タイトルケース (すべての単語の 1 文字目を大文字にする記法)。
- 副ラベルではセンテンスケース (最初の単語と固有名詞の 1 文字目のみ大文字にする記法)。
- 1 〜 2 語以内におさめてください。
- それぞれの文末が、宣言文や疑問文になるよう厳密に守ってください。Firefox OS インターフェイス内のリストでは、絶対に必要な場合を除き、厳密に守る必要はありません。
- 値選択リスト (E):
- センテンスケース (最初の単語と固有名詞の 1 文字目のみ大文字にする記法)。
- 1 〜 2 語以内におさめてください。
- 文末の句読点なし。
- フォーム:
- ネガティブボタンは左に、ポシティブボタンは右に配置してください。
- 汎用的なラベルは「キャンセル」と「OK」です。
- タブ / フィルタ: タイトルケースで、文末の制限なしで扱われます。1 〜 2 語以内におさめてください。
- ステータス通知 / 確認 / バナー: センテンスケースで、疑問文以外では文末の句読点を避けます。
文法
- ダッシュ: ハイフン (-) は、2つ以上の言葉から成るアイデアを作る時に使われ、常に接続されます。エンダッシュ (–) は数字や日付といった範囲に使われ、これも接続されます。エムダッシュ (—) は関連づけるために使われますが、概念同士を分けます。これは文章内や続く文章の両方、また接続される/されない場合ともに当てはまります。
- 感嘆符: 使ってもOKですが、使いすぎないで。
- プレーンクォートではなくスマートクォートを (“このように”) 使用してください。一般的に句読点はクオート記号の中に付け、感嘆符と疑問符もそうします。例外として感嘆符や疑問符が単にクオート記号内の一部分ではなく、文全体にかかる場合を除きます。
- スラッシュ: URL では、前向きのスラッシュ “/” を使います … バックスラッシュ “\” ではなく。
- 文末の句読点: Firefox OS 文章の全ての場合で使います。疑問文や、一緒に繋がった複数の文を除いて、OS自体の多くの場合は使用を避けます。
- タイトルケース: タイトルケースは、各単語の最初の文字を大文字化するものです。内容が疑問文形式である場合を除き、句読点は必要でありません。アラビア語のように、タイトルケースを用いない言語があるのに留意してください。作業している言語にとってタイトルケースが適切である場合にのみ使用してください。
- センテンスケース: センテンスケースは、最初の単語の最初の文字と、固有名詞のみ大文字化します。センテンスケースを用いない言語があるのに留意してください。作業している言語にとってセンテンスケースが適切である場合にのみ使用してください。
- 大文字化:
- タイトルと副タイトル/副ヘッダ: タイトルケースを使います。
- アクションボタン: タイトルケースを使います。
- リストボタン / リスト項目: ラベルにはタイトルケースを使います副ラベルにはセンテンスケースを使います。
- タブ / フィルタ: タイトルケースを使います。
- 値選択リスト: センテンスケースを使います。
- アプリ名: アプリケーション名はタイトルケースで表示されますが、個々のセッティングやモードは小文字で表示されます。
- ステータス通知: センテンスケースを使います。
- ヘッダ: タイトルケースを使います。
- 本文の中身: センテンスケースを使います。
- 縮約系: 縮約系は使用可能で、もっと人間らしい経験を提供ために推奨されます。
一般的なスタイルのベストプラクティス
- 俗語: 技術的な俗語を避けます。
- カンマ: Mozilla の通信ではシリアル・カンマ (別名 オックスフォード・カンマ) は使いません。
- 簡潔なエラー説明: そのときの状況や、ユーザが解決するためにできることを、簡潔に説明するようにしてください。
- ユーザの指定: たいていの状況で「あなた」「あなたが」といった表現は避けてください。ユーザとデバイスの境界は区別してください。 例えば、「あなたの画像は削除されました」の代わりに「画像は削除されました」と言います。
- アプリについての記事: アプリケーション名の前に冠詞を付けないでください。例えば「Take photos with the Camera」ではなく「Take photos with Camera」を使用してください。