ドロップダウン選択リストに使用される要素。ユーザは、menulist
内に表示された要素の一つを選択します。現在選択されたものは menulist
要素上に表示されます。ドロップダウンを生成するには、選択肢の menuitem
要素を格納した menupopup
を menulist
内に置いてください。menulist の選択が変更されると、command イベントによってコードが実行されます。
詳しい情報は XUL チュートリアルにあります。
- 属性
- accesskey, crop, disableautoselect, disabled, editable, focused, image, label, oncommand, open, preference, readonly, sizetopopup, tabindex, value
- プロパティ
- accessibleType, crop, description, disableautoselect, disabled, editable, editor, image, inputField, itemCount, label, menuBoxObject, menupopup, open, selectedIndex, selectedItem, tabIndex, value
- メソッド
- appendItem, contains, getIndexOfItem, getItemAtIndex, insertItemAt, removeAllItems, removeItemAt, select
例
<menulist> <menupopup> <menuitem label="option 1" value="1"/> <menuitem label="option 2" value="2"/> <menuitem label="option 3" value="3"/> <menuitem label="option 4" value="4"/> </menupopup> </menulist>
属性
-
crop
- 型: 下記の値のいずれか一つ
- 要素の label に与えられた空間が小さ過ぎるときは、
crop
属性によって指定された側のテキストが切り取られます。テキストが切り取られた場所には省略記号 (ellipsis)が使用されます。ボックスの方向が反対の場合は、切り取られる場所も反対側になります。
start
: テキストは先頭から切り取られます。end
: テキストは末尾から切り取られます。left
: テキストは左側から切り取られます。right
: テキストは右側から切り取られます。center
: テキストの中央が切り取られ、通常、テキストの先頭と末尾が表示されます。none
: テキストは省略記号を使用して切り取られません。しかし、テキストがあまりに長い場合は単純に削除されます。削除する側は CSS の行揃え (text alignment)に依存します。
-
disableautoselect
- 型: 論理型
- この属性が
true
または省略された場合、menu 上の選択された項目は、ユーザが textbox に入力したものと一致させるために更新されます。text が list 内のどの項目とも一致しない場合、menu の選択がクリアされます。この属性がfalse
の場合、選択された項目は更新されません。この属性は editable なmenulist
にのみ適用されます。
-
disabled
- 型: 論理型
-
要素が無効化されているかどうかを示します。ある要素が
true
に設定されていたら、その要素は無効化されています。無効化された要素は通常グレイ表示のテキストで描画されます。要素が無効化されていると、ユーザのアクションには応答せず、フォーカスもあてられず、command
イベントも発生しません。
-
focused
- 型: 論理型
- 要素がフォーカスされているとき、この属性値は
true
です。
-
label
- 型: 文字列型
- 要素上に表示するlabel。 省略された場合、テキストは表示されない。
-
oncommand
- 型: スクリプトコード
- このイベントハンドラは command が活性化した時、呼び出されます。これは、ユーザがメニュー項目を選択したり command に割り当てられたキーボードショートカットが押したりした場合に起こります。
-
preference
- 型: 要素の id
- 要素を対応する
preference
につなぎます。この属性はprefwindow
内で使用された場合のみ効果があります。preference の値は、要素のvalue
プロパティと一致するように更新されます。
readonly
- 型: 論理型
true
に設定した場合、ユーザは要素の値を変更できません。しかし、スクリプトからは依然として値を変更できます。
Gecko 2 note
Gecko 2.0 まで、(Firefox 4 / Thunderbird 3.3 / SeaMonkey 2.1)
readonly
属性は XBL フィールド上で正しく動作しませんでした。-
sizetopopup
- 型: 下記の値のいずれか一つ
- menu の幅と
menupopup
の幅をどのように決定するかを指示します。sizetopopup
属性が設定されていないか、値にnone
が設定されている場合、menu が優先される幅になり、popup の幅は、この幅の外側まで拡張され、menu 自身の最大幅による影響を受けません。
none
: popup の幅は menu のサイズにはなりません。always
:always
に設定すると、menu の幅はmenupopup
に必要な幅と同じになります。menu に最大幅が設定されている場合、popup もその幅になります。
-
tabindex
- 型: 整数型
- 要素のタブの順番。タブの順番は
tab
キーが押下されたときにフォーカスが移動する順番です。より大きなtabindex
の値をもつ要素は、タブの遷移が後になります。
-
value
- 型: 文字列型
- 文字列の属性はデータ値を要素に関連付けます。特定の目的のために使われるわけではありませんが、スクリプトからあなた自身の用途のためにアクセスできます。
プロパティ
-
accessibleType
- 型: 整数型
- 要素の accessibility オブジェクトの種類を示す値。
-
description
- 型: 文字列型
- 現在選択されている
menuitem
の description の設定。
-
disableautoselect
- 型: 論理型
-
disableautoselect
属性の値の取得と設定。
- {{ XULProp("editable") }} {{ if (Page.path == (Page.language .. '/XUL/menulist')) {template.Fx_minversion_inline(3)} }}
- 型: 論理型
- {{ if (Page.path == (Page.language .. '/XUL/menulist')) {"menulist が editable な場合、このプロパティは
true
を返します。"} else {"自動補完フィールドは editable なため、このプロパティは常にtrue
を返します。"} }}
-
itemCount
- 型: 整数型
- 子項目の数を保持する読み取り専用のプロパティ。
-
selectedIndex
- 型: 整数型
- 選択された項目の index を返します。また、このプロパティに index を設定して項目を選択する事もできます。このプロパティに
-1
を設定すると、項目の選択をすべて解除します。
-
selectedItem
- 型: 要素
- 選択できる要素がある要素の、現在選択されている項目を保持します。項目が選択されていないときは、この値は
null
になります。この値の設定によって項目を選択することができます。値が、このプロパティまたはselectedIndex
プロパティを通じて変更されるか、ユーザによって変更された場合、select イベントが要素に送られます。
メソッド
- 戻り値の型: 要素
- 新しい
menuitem
要素を作成し、menulist の末尾に追加します。値(<var>value</var>) と説明(<var>description</var>) の設定は任意です。この関数は新しい項目を返します。
contains( item )
- 戻り値の型: 論理型
menulist
が特定のmenuitem
をその項目として含む場合、true
を返します。
getIndexOfItem( item )
- 戻り値の型: 整数型
- 指定した item の 0 を基点とした位置を返します。項目は、 list 内に表示された最初の項目から番号が付けられます。
getItemAtIndex( index )
- 戻り値の型: 要素
- 指定した index の位置の要素を返します。
insertItemAt( index, label, value )
- 戻り値の型: 要素
- このメソッドは新しい項目を生成し、それを指定した位置に挿入します。値の設定は任意です。新しい項目要素を返します。
removeAllItems()
- 戻り値の型: 戻り値なし
- menu 内の項目すべてを削除します。
removeItemAt( index )
- 戻り値の型: 要素
- 要素内の指定した index の子項目を削除します。このメソッドは削除した項目を返します。
関連項目
- 要素
-
menu
,menubar
,menuitem
,menupopup
,menuseparator