shift()
メソッドは、配列から最初の要素を取り除き、その要素を返します。このメソッドは配列の長さを変えます。
構文
array.shift()
説明
shift
メソッドは 0 番目の添え字の要素を取り除き、続く添え字の値を小さい方向にずらします。そして、削除された値を返します。length
プロパティが 0 の場合、undefined
を返します。
shift
は意図的に汎用性を持たせています。つまり、このメソッドは配列に類似したオブジェクトに対して call したり、apply したりすることもできます。ゼロから始まる数値プロパティであり、連続した連なりの最後を反映している length
プロパティを含まないオブジェクトでは効果がないかもしれません。
例
配列から要素を取り除く
以下のコードは myFish
配列を、その最初の要素を取り除く前後で表示します。また、取り除いた要素も表示します。
var myFish = ["angel", "clown", "mandarin", "surgeon"]; console.log("myFish 処理前: " + myFish); //myFish 処理前: ["angel", "clown", "mandarin", "surgeon"] var shifted = myFish.shift(); console.log("myFish 処理後: " + myFish); //myFish 処理後: ["clown", "mandarin", "surgeon"] console.log("取り除いた要素: " + shifted); //取り除いた要素: angel
仕様
仕様 | ステータス | コメント |
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ECMAScript 3rd Edition (ECMA-262) | 標準 | 初期バージョンです。JavaScript 1.2 から実装されています。 |
ECMAScript 5.1 (ECMA-262) Array.prototype.shift の定義 |
標準 | |
ECMAScript 2015 (6th Edition, ECMA-262) Array.prototype.shift の定義 |
標準 | |
ECMAScript 2017 Draft (ECMA-262) Array.prototype.shift の定義 |
ドラフト |
ブラウザ対応
Feature | Chrome | Firefox (Gecko) | Internet Explorer | Opera | Safari |
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Basic support | 1.0 | 1.0 (1.7 or earlier) | 5.5 | (有) | (有) |
機能 | Android | Chrome for Android | Firefox Mobile (Gecko) | IE Mobile | Opera Mobile | Safari Mobile |
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基本サポート | (有) | (有) | (有) | (有) | (有) | (有) |