廃止
この機能は廃止されました。まだいくつかのブラウザで動作するかもしれませんが、いつ削除されてもおかしくないので、使わないようにしましょう。
Array.unobserve()メソッドは、Array.observe()
で設定された監視を削除するために使われていましたが、非推奨となりブラウザから削除されました。代わりに、一般的な Proxy
オブジェクトを使用してください。
構文
Array.unobserve(arr, callback)
引数
arr
- 監視を停止する配列。
callback
- arr 配列の変更時に毎回呼び出されるのを停止するための、オブザーバへの参照。
説明
配列からオブザーバを削除するため、Array.unobserve()
は Array.observe()
の後に呼び出される必要があります。
callback は関数への参照とすべきであり、匿名関数ではいけません。なぜなら、この参照は以前のオブザーバを解除するために使用されるからです。callback として匿名関数を使った Array.unobserve() の呼び出しは、オブザーバを削除できないので無意味です。
例
配列の監視を削除
var arr = [1, 2, 3]; var observer = function(changes) { console.log(changes); } Array.observe(arr, observer); arr.push(4); // [{type: "splice", object: <arr>, index: 3, removed:[], addedCount: 1}] Array.unobserve(arr, observer); arr.pop(); // callback は呼び出されなかった。
匿名関数の使用
var persons = ['Khalid', 'Ahmed', 'Mohammed']; Array.observe(persons, function (changes) { console.log(changes); }); persons.shift(); // [{type: "splice", object: <arr>, index: 0, removed: [ "Khalid" ], addedCount: 0 }] Array.unobserve(persons, function (changes) { console.log(changes); }); persons.push('Abdullah'); // [{type: "splice", object: <arr>, index: 2, removed: [], addedCount: 1 }] // callback は常に呼び出される。
ブラウザ実装状況
機能 | Chrome | Firefox (Gecko) | Internet Explorer | Opera | Safari |
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基本サポート | 36 [1] | 未サポート | 未サポート | 23 | 未サポート |
機能 | Android | Chrome for Android | Firefox Mobile (Gecko) | IE Mobile | Opera Mobile | Safari Mobile |
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基本サポート | 未サポート | 36 [1] | 未サポート | 未サポート | 23 | 未サポート |
[1] Chrome 49 で非推奨になりました。