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tooltip

この要素は tooltip ポップアップに使用されます。テキストのみの tooltip については、この要素を使用する必要はありません。代わりに tooltiptext 属性を要素に追加するだけです。

詳しい情報は XUL チュートリアルにあります。

属性
crop, default, label, noautohide, onpopuphidden, onpopuphiding, onpopupshowing, onpopupshown, position
プロパティ
accessibleType, label, popupBoxObject, position, state
メソッド
hidePopup, moveTo, openPopup, openPopupAtScreen, showPopup, sizeTo

Image:XUL_ref_tooltip.png
<tooltip id="moretip" orient="vertical" style="background-color: #33DD00;">
  <label value="Click here to see more information"/>
  <label value="Really!" style="color: red;"/>
</tooltip>

<vbox>
  <button label="Simple" tooltiptext="A simple popup"/>
  <button label="More" tooltip="moretip"/>
</vbox>

属性

crop
型: 下記の値のいずれか一つ
要素の label に与えられた空間が小さ過ぎるときは、crop 属性によって指定された側のテキストが切り取られます。テキストが切り取られた場所には省略記号 (ellipsis)が使用されます。ボックスの方向が反対の場合は、切り取られる場所も反対側になります。
  • start: テキストは先頭から切り取られます。
  • end: テキストは末尾から切り取られます。
  • left: テキストは左側から切り取られます。
  • right: テキストは右側から切り取られます。
  • center: テキストの中央が切り取られ、通常、テキストの先頭と末尾が表示されます。
  • none: テキストは省略記号を使用して切り取られません。しかし、テキストがあまりに長い場合は単純に削除されます。削除する側は CSS の行揃え (text alignment)に依存します。
default
型: 論理型
true の場合、tooltip はウィンドウ内にツールチップを表示する、デフォルトのポップアップとして使用されます。
label
型: 文字列型
要素上に表示するlabel。 省略された場合、テキストは表示されない。
noautohide
型: 論理型
この属性が false に設定されるか省略された場合、数秒経つと tooltip は自動的に消えます。この属性が true に設定された場合、このような動作は起こらず、ユーザがマウスを他の要素に移動した時、ツールチップが隠れます。
onpopuphidden
型: スクリプトコード
このイベントはポップアップが非表示になった時に発生します。
onpopuphiding
型: スクリプトコード
このイベントはポップアップを非表示にしようとしている時に発生します。
onpopupshowing
型: スクリプトコード
このイベントは、ポップアップが開かれる直前にポップアップに送られます。通常、このハンドラはユーザがポップアップの表示を要求したとき、動的にコンテンツを設定するために使用されます。このイベントハンドラから false が返るとポップアップの表示が抑制されます。
onpopupshown
型: スクリプトコード
このイベントはポップアップが表示された後に発生します。ウィンドウが開かれた時に発生する onload イベントと類似しています。
position
型: 下記の値のいずれか一つ
position 属性は、ユーザがクリックした要素に関する popup が現れる位置を決定します。これは、popup をボタンの側に置くことができます。
  • after_start: popup は要素の下側に現れ、その左上隅と要素の左下隅が並びます。これは一般的に、ドロップダウンメニューに使用されます。
  • after_end: popup は要素の下側に現れ、その右上隅と要素の右下隅が並びます。要素と popup の右端が揃います。
  • before_start: popup は要素の上側に現れ、その左下隅と要素の左上隅が並びます。要素と popup の左端が揃います。
  • before_end: popup は要素の上側に現れ、その右下隅と要素の右上隅が並びます。要素と popup の右端が揃います。
  • end_after: popup は要素の右側に現れ、その左下隅と要素の右下隅が並びます。要素と popup の下端が揃います。
  • end_before: popup は要素の右側に現れ、その左上隅と要素の右上隅が並びます。要素と popup の上端が揃います。
  • start_after: popup は要素の左側に現れ、その右下隅と要素の左下隅が並びます。要素と popup の下端が揃います。
  • start_before: popup は要素の左側に現れ、その右上隅と要素の左上隅が並びます。要素と popup の上端が揃います。
  • overlap: popup は要素上に現れ、その左上隅が揃います。
  • at_pointer: popup はマウスポインタと同じ位置に現れます。
  • after_pointer: popup はマウスポインタと同じ水平位置に現れます。垂直位置は要素のすぐ下になります。

プロパティ

accessibleType
型: 整数型
要素の accessibility オブジェクトの種類を示す値。
label
型: 文字列型
label 属性の値の取得と設定。
popupBoxObject
型: nsIPopupBoxObject
この読み取り専用のプロパティは、popup を実装する nsIPopupBoxObject を保持しています。popup 自身を通して関数のすべてを利用できるため、通常、このプロパティを使用する必要はありません。
position
型: 文字列型
position 属性の値の取得と設定。
state
型: 文字列型
popup が開かれているかどうかを示します。このプロパティは読み取り専用です。次の 4 つの値が利用可能です:
  • closed: popup は閉じられており、画面上に表示されていません。
  • open: popup は開かれており、画面上に表示されています。
  • showing: popup を開く要求がされているが、まだ開かれていない状態。この状態は popupshowing イベントの間に起こります。
  • hiding: popup が隠されます。この状態は popuphiding イベントの間に起こります。

メソッド

XUL 要素からの継承
blur, click, doCommand, focus, getElementsByAttribute getElementsByAttributeNS

DOM 要素からの継承
addEventListener(), appendChild(), compareDocumentPosition, dispatchEvent(), getAttribute(), getAttributeNode(), getAttributeNodeNS(), getAttributeNS(), getElementsByTagName(), getElementsByTagNameNS(), getFeature, getUserData, hasAttribute(), hasAttributeNS(), hasAttributes(), hasChildNodes(), insertBefore(), isEqualNode, isSameNode, isSupported(), lookupNamespaceURI, lookupPrefix, normalize(), removeAttribute(), removeAttributeNode(), removeAttributeNS(), removeChild(), removeEventListener(), replaceChild(), setAttribute(), setAttributeNode(), setAttributeNodeNS(), setAttributeNS(), setUserData

hidePopup()
戻り値の型: 戻り値無し
直ちにポップアップを閉じます。
moveTo( x, y )
戻り値の型: 戻り値なし
ポップアップを指定した位置へ移動します。
openPopup( anchor , position , x , y , isContextMenu, attributesOverride )
戻り値の型: 戻り値無し

特定のノードから見た相対的な指定位置にポップアップを開きます。

ポップアップは他のノードにアンカーすることも、自由な位置に開く事もできます。ポップアップをノードにアンカーするには、anchor ノードを指定して、ポップアップをどのように開くかを示す文字列を position に設定します。

position が取り得る値は before_start, before_end, after_start, after_end, start_before, start_after, end_before, end_after, overlap, after_pointer のいずれかです。

anchor ノードはポップアップと同じドキュメント内のものである必要はありません。

引数 attributesOverride が true ならば、ポップアップノードの position 属性が引数 position の値を上書きします。attributesOverride が false ならば、position 属性は引数 position が空の場合のみ使用されます。

アンカーされたポップアップでは、引数 x と y はアンカーされた位置からのオフセットとして使用されます。この数値は CSS の pixel 単位で計測されます。

アンカーされないポップアップは、anchor ノードとして null を指定することで作成できます。このポップアップは、ポップアップノードを含むドキュメントの表示領域からの、x と y で指定された相対位置に表示されます。この場合、引数 position と attributesOverride は無視されます。

引数 isContextMenu は、コンテキストメニューの場合は true に、それ以外の場合は false にしてください。この引数はメニュー項目のハイライトに影響します。コンテキストメニューが開かれている間は、それ以前に開かれたメニューはハイライトされず、メニュー内の項目を実行できません。

openPopupAtScreen( x, y, isContextMenu )
戻り値の型: 戻り値無し

xy で指定された画面上の特定の位置にポップアップを開きます。ポップアップが画面からはみ出るように指定された場合には位置が調整されます。座標 xy は CSS の pixel 単位で計測されます。

showPopup( element, x, y, popupType, anchor, align ) Mozilla 1.9 で非推奨
戻り値の型: 戻り値なし
popup 要素を開きます。popup を表示する場所を指定するには二通りの方法があります。スクリーン位置を指定するか、window 内の要素からの相対位置を指定します。x または y に値を設定すると、popup がそのスクリーン座標 (x,y) に表示されます。x および y-1 の場合、popup の位置は最初の引数 element で指定された要素からの相対位置になります。これは例えば、ボタンの下に popup を表示するときに使用します。この二番目の場合は、anchor および align 引数が、popup が現れる要素の相対位置をさらに制御するために使用されます。anchor 引数は要素上の popupanchor 属性に対応します。align 引数は要素上の popupalign 属性に対応します。x または y-1 でない場合、これらの引数は無視されます。
popup をさらに数ピクセル離れた他の要素からの相対位置に表示するには、要素の boxObject.screenX プロパティおよび boxObject.screenY プロパティを使用し、それらを x および y 引数にオフセットとして値を与え、要素の実際のスクリーン位置を確定してください。
popupType の値は、popup または context, tooltip のいずれかの文字列でなければなりません。各 popup の形式は一時的に表示されることを意図しているため、永久に表示されることはありません。一度に一つの popup のみが表示されます。
sizeTo( width, height )
戻り値の型: 戻り値無し
ポップアップの現在の大きさを指定した width (幅) と height (高さ) に変更します。

関連項目

TBD

 

ドキュメントのタグと貢献者

 このページの貢献者: Marsf, Mgjbot
 最終更新者: Marsf,