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allowevents
- 型: 論理型
- true なら、イベントはその要素の子要素へ渡されます。そうでないなら、イベントはその要素のみに渡されます。
listitem
要素および titlebar
要素上では、マウスイベントは通常、その子要素に渡されず、代わりに listitem
要素および titlebar
要素自身にターゲットを向けます。これは、リスト項目内に置かれた要素はイベントに応答しないことを意味し、代わりにマウスでクリックすると、単にリスト内の項目を選択します。allowevents 属性を true
に設定することによって、この特別な振る舞いが無効化され、イベントは他の要素と同じようにターゲットが向けられます。
menu
要素、menuseparator
要素、menuitem
要素、treecol
要素およびメニューボタン、popup 型の datepicker
についても同様に、マウスイベントのターゲットは要素自身に向けられます。しかしながら allowevents 属性は異なる方法で扱われます。代わりに子孫要素上で、allowevents が true
に設定されます。これは、イベントに普通にターゲットを向けさせるのと同じことですが、子孫要素ごとに異なります。
この振る舞いはメニューに使用されます。実例として、メニューボタンをクリックするとメニューとして機能しますが、メニューの残りの部分はボタンとして機能します。後者については、メニューですべてのイベントにターゲットを向ける代わりに、子要素のボタンをクリックしてイベントを受け取るために allowevents 属性が true
に設定されます。