nsIContentPrefService
は、拡張機能やブラウザのコードにおいて、特定の URI のための設定を保存する方法を提供します。設定項目はキーと値のペアで URI ごとに保存されます。使用例は Using content preferences を参照してください。
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最終更新: Gecko 1.9 (Firefox 3)
継承元: nsISupports
実装: @mozilla.org/content-pref/service;1
。インスタンスを作成するには、以下のように記述します。
var prefService = Components.classes["@mozilla.org/content-pref/service;1"] .getService(Components.interfaces.nsIContentPrefService);
メソッドの概要
void addObserver(in AString aName, in nsIContentPrefObserver aObserver); |
nsIVariant getPref(in nsIURI aURI, in AString aName); |
nsIPropertyBag2 getPrefs(in nsIURI aURI); |
boolean hasPref(in nsIURI aURI, in AString aName); |
void removeObserver(in AString aName, in nsIContentPrefObserver aObserver); |
void removePref(in nsIURI aURI, in AString aName); |
void setPref(in nsIURI aURI, in AString aName, in nsIVariant aValue); |
属性
属性 | 型 | 説明 |
grouper |
nsIContentURIGrouper |
URI が属するグループを判別するのにサービスが使用するコンポーネント。デフォルトでは、これは完全なホスト名で (つまりサイトごとに) URI をグループ化する「hostname grouper」になります。 |
メソッド
getPref()
特定の URI のために保存された設定の値を返します。
nsIVariant getPref( in nsIURI aURI, in AString aName );
引数
- <tt>aURI</tt>
-
設定を取得する URI。グローバル設定空間から設定を取得する場合は
null
を指定します。グローバル設定はすべての URI に適用されます。 - <tt>aName</tt>
- 値を取得する設定の名前。
戻り値
設定の値が返されます。これには、文字列、整数値、真偽値、あるいはその他の値が含まれる可能性があります。指定された名前で保存されている値がなく、設定の値が null
(nsIDataType:VTYPE_EMPTY
) もしくは undefined
(nsIDataType:VTYPE_VOID
) であった場合、結果は null
になる場合があります。
setPref()
特定の URI のために設定の値を設定します。
nsIVariant setPref( in nsIURI aURI, in AString aName, in nsIVariant aValue );
引数
- <tt>aURI</tt>
-
設定を保存する URI。グローバル設定空間にある設定を設定する場合は
null
を指定します。グローバル設定はすべての URI に適用されます。 - <tt>aName</tt>
- 値を設定する設定の名前。
- <tt>aValue</tt>
- 設定に割り当てる値。
hasPref()
特定の設定項目が存在するかどうかを判別します。
boolean hasPref( in nsIURI aURI, in AString aName );
引数
- <tt>aURI</tt>
-
設定項目が存在するかどうかを判別する URI。グローバル設定空間にある設定を判別する場合は
null
を指定します。 - <tt>aName</tt>
- 設定項目が存在するかどうかを判別する設定の名前。
戻り値
設定が存在する場合は true
、存在しなければ false
。
removePref()
特定の設定項目を削除します。
void removePref( in nsIURI aURI, in AString aName );
引数
- <tt>aURI</tt>
-
削除する設定の URI。グローバル設定空間にある設定を削除する場合は
null
を指定します。 - <tt>aName</tt>
- 削除する設定の名前。
getPrefs()
特定の URI のための設定とそれらの値をすべて含んだ nsIPropertyBag2
を返します。
nsIPropertyBag2 getPrefs( in nsIURI aURI, );
引数
- <tt>aURI</tt>
-
取得したい設定の URI。グローバル設定空間にある設定を取得する場合は
null
を指定します。
戻り値
設定とそれらの値をすべて含んだ nsIPropertyBag2
。
addObserver()
特定の設定の変更を監視するオブザーバを追加します。
void addObserver( in AString aName, in nsIContentPrefObserver aObserver );
引数
- <tt>aName</tt>
-
監視を行う設定の名前。すべての設定の変更を監視する包括的オブザーバを追加する場合は
null
を指定します。 - <tt>aObserver</tt>
-
設定の値が変更された場合に通知を受ける
nsIContentPrefObserver
を実装したオブジェクトの名前。
removeObserver()
特定の設定の変更を監視している既存のオブザーバを削除します。
void addObserver( in AString aName, in nsIContentPrefObserver aObserver );
引数
- <tt>aName</tt>
-
監視を停止する設定の名前。すべての設定の変更を監視する包括的オブザーバを削除する場合は
null
を指定します。 - <tt>aObserver</tt>
- 設定の値が変更された場合に通知を受けるオブザーバの名前。