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transform

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概要

transform属性は、要素と要素の子に適用され変換定義のリストを定義します。transformリストは半角スペースもしくはコンマ(,)で区切り、そのリストは右から左へと順番に適用されます。

使用可能な場所

カテゴリ なし
<transform-list>
アニメーション
標準文書 SVG 1.1 (2nd Edition)

変換定義の種類

matrix(<a> <b> <c> <d> <e> <f>)
この変換定義は6つの値の変換行列の形式で変形を指定します。 matrix(a,b,c,d,e,f) は以下の変換行列を適用することと等しいです。(acebdf001)\begin{pmatrix} a & c & e \\ b & d & f \\ 0 & 0 & 1 \end{pmatrix} 以下の行列の等式により、前の座標系に新しい座標系から座標を算出します:(xprevCoordSysyprevCoordSys1)=(acebdf001)(xnewCoordSysynewCoordSys1)=(axnewCoordSys+cynewCoordSys+ebxnewCoordSys+dynewCoordSys+f1) \begin{pmatrix} x_{\mathrm{prevCoordSys}} \\ y_{\mathrm{prevCoordSys}} \\ 1 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} a & c & e \\ b & d & f \\ 0 & 0 & 1 \end{pmatrix} \begin{pmatrix} x_{\mathrm{newCoordSys}} \\ y_{\mathrm{newCoordSys}} \\ 1 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} a x_{\mathrm{newCoordSys}} + c y_{\mathrm{newCoordSys}} + e \\ b x_{\mathrm{newCoordSys}} + d y_{\mathrm{newCoordSys}} + f \\ 1 \end{pmatrix}
translate(<x> [<y>])
この変換定義はx軸とy軸による移動を定義します。この変換定義はmatrix(1 0 0 1 x y)を実行した結果と同じです。もしy に何も提供されなければ0が提供されたものと想定します。
scale(<x> [<y>])
この変換定義はx軸とy軸による拡大・縮小を定義します。この変換定義はmatrix(x 0 0 y 0 0)を実行した結果と同じです。もしyに何も提供されなければxの値が提供されたものと想定します。
rotate(<a> [<x> <y>])
この変換定義は与えられた座標を基準にしたaの角度分の回転を定義します。もしオプションパラメーターのxyに何も提供されなければ、回転の基準は現在のユーザー座標系の原点となります。この操作は以下の行列に対応しています。(cosa-sina0sinacosa0001)\begin{pmatrix} \cos a & -\sin a & 0 \\ \sin a & \cos a & 0 \\ 0 & 0 & 1 \end{pmatrix} オプションパラメーターのxyに値が提供されている場合、回転の基準は点(x, y)となります。この操作は以下の変換定義リストと同じ結果となります: translate(<x>, <y>) rotate(<a>) translate(-<x>, -<y>).
skewX(<a>)
この変換定義はx軸を基準にaの角度傾いた平行四辺形状の変形を定義します。この操作は以下の行列に対応しています。 (1tan(a)0010001)\begin{pmatrix} 1 & \tan(a) & 0 \\ 0 & 1 & 0 \\ 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}
 
skewY(<a>)
この変換定義はy軸を基準にaの角度傾いた平行四辺形状の変形を定義します。この操作は以下の行列に対応しています。 (100tan(a)10001) \begin{pmatrix} 1 & 0 & 0 \\ \tan(a) & 1 & 0 \\ 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}

移動と回転をするSVG要素

この移動をして回転しているシンプルなSVG要素では、transform属性を使っています。オリジナルの要素は半透明にして表示します。

CSS (optional):

text {
  font: 1em sans-serif;
}

SVG:

<svg width="180" height="200"
  xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" 
  xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink">

  <!-- こちらは移動と回転を適用する前の要素 -->
  <rect x="50" y="50" height="100" width="100" style="stroke:#000; fill: #0086B2" fill-opacity=0.2 stroke-opacity=0.2></rect>

  <!-- ここで移動と回転を適用する -->
  <rect x="50" y="50" height="100" width="100" style="stroke:#000; fill: #0086B2" transform="translate(30) rotate(45 50 50)"></rect>
  <text x="60" y="105" transform="translate(30) rotate(45 50 50)"> Hello Moz! </text>

</svg>

ScreenshotLive sample

一般的な変換

ここでは一般的な変換を理解していただくための例を挙げます。 matrix(1,2,3,4,5,6)で新しい座標系に変換し、点(10,20)から点(30,40)に太くて青い線を描画します。 同じ場所に細くて白い線を元の座標系を使用して、先ほどの線の上に描画します。

<svg width="160" height="230" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg">

  <g transform="matrix(1,2,3,4,5,6)">
    <!-- 新しい座標系 (太くて青い線)
         x1 = 10 | x2 = 30
         y1 = 20 | y2 = 40
      -->
    <line x1="10" y1="20" x2="30" y2="40" style="stroke-width: 10px; stroke: blue;"/>
  </g>

  <!-- 元の座標系 (細くて白い線)
       x1 = 1 * 10 + 3 * 20 + 5 = 75  | x2 = 1 * 30 + 3 * 40 + 5 = 155
       y1 = 2 * 10 + 4 * 20 + 6 = 106 | y2 = 2 * 30 + 4 * 40 + 6 = 226
    -->
  <line x1="75" y1="106" x2="155" y2="226" style="stroke-width: 1px; stroke: white;"/>

</svg>

要素

次の要素はtransform 属性を使用することができます:

ドキュメントのタグと貢献者

 このページの貢献者: hiraku, manzyun
 最終更新者: hiraku,