概要
HTML の Superscript 要素(<sub>)は、表記規則の理由でメインのテキストよりも高い位置に、または小さく表示されるべきテキストの範囲を定義します。
使用上の注意:
- この要素は表記規則上の理由に於いてのみ用いられるべきです。例えば、数式(f4 など。但しこれについては MathML の使用についても検討するべき)や、フランス語に於ける訳語(「Mlle」、「Mme」、「Cie」など)に於けるセマンティクスの変化を伴うテキストの位置の変更の目的で使用します。
- 表記規則以外の単なる要素のスタイリングの目的、例えば商品名である「LaTeX」のロゴの様な表記の為にこの要素を用いるのは誤りです。この様な目的に於いては、CSS の
vertical-align
プロパティの値にsuper
を指定する事により、sup 要素のデフォルトスタイルと同等の上付き文字のスタイルを得る事が可能です。
使用可能な場所
コンテンツカテゴリー | フロー・コンテンツ及び、フレージング・コンテンツ |
---|---|
許可された内容 | フレージング・コンテンツ |
タグの省略 | 不可。開始タグと終了タグの両方が必要です。 |
許可された親要素 | フレージングコンテンツを受け入れる全ての要素 |
標準文書 | HTML5, section 4.6.14 (HTML4.01, section 9.2.3) |
属性
この要素は全ての HTML 要素で共通のグローバル属性以外の属性を持ちません。
DOM インターフェース
この要素は HTMLElement
インターフェースを実装しています。
実装に於ける注意点: Gecko 1.9.2 以前(Firefox)は、この要素に対し HTMLSpanElement
インターフェースが実装されています。
例
<p>このテキストは<sup>上付き文字として表示される</sup></p>
表示結果
このテキストは上付き文字として表示される