メモリーツールを開く
メモリーツールは、デフォルトで無効化しています。有効化するには開発ツールのオプションを開き、"標準の Firefox 開発ツール" 配下の "メモリー" にチェックを入れてください:
ヒープのスナップショットを採取する
" スナップショットを採取 " ボタンまたはツールの左側にあるカメラのアイコンをクリックすると、ヒープのスナップショットを採取します:
スナップショットは、右側にある大きなペインを占めています。左側には、新しいスナップショットの項目をタイムスタンプ、サイズ、保存や削除のためのコントロールとともに表示します:
スナップショットを削除する
" X " 印のアイコンをクリックすると、スナップショットを削除します:
スナップショットの保存と読み込み
メモリーツールを閉じると、保存していないスナップショットはすべて破棄されます。" 保存 " をクリックすると、スナップショットを保存します:
保存先やファイル名を求められます。そしてファイルは、.fxsnapshot
という拡張子をつけて保存されます。
既存の .fxsnapshot
ファイルからスナップショットを読み込むには、四角形から上向きの矢印が出ているデザインのインポートボタン (Firefox 49 より前のバージョンでは、" Import... " というラベルがついていました) をクリックします:
ディスク上のファイルを選択するよう、求められます。
スナップショットを比較する
Firefox 45 より、2 つのヒープのスナップショットの差分を確認できます。これは 2 つのスナップショット間で、メモリーのアロケートや空き状態の違いを表示します。
差分を作成するには、カメラのアイコンの隣にあるベン図のボタンを押下してください (Firefox 47 より前は、" +/- " 印のアイコンでした)。
始めにベースラインのスナップショット、続いて比較するスナップショットを選択するよう求められます。ツールが 2 つのスナップショットの差分を表示します:
差分を表示しているとき、ドミネータービューやツリーマップは使用できません。
コールスタックを記録する
メモリーツールは、コードのどこでメモリーの割り当てを行っているかを表示できます。ただしこの情報の記録は実行時の負荷が高いため、スナップショット内でメモリー呼び出しを行った場所を確認したい場合は、メモリー割り当ての前にツールに対してメモリ呼び出しを記録するよう要求しなければなりません。記録するには、"コールスタックを記録" (Firefox 49 より前は "割り当てスタックを記録" でした) にチェックを入れます: