Components
オブジェクトは、XPConnect 機能が JavaScript へ反映されるのを仲介するオブジェクトです。Components
オブジェクトは、実際には、XPConnect を利用するトップレベルのオブジェクトとして、JavaScript へ反映される nsIXPCComponents インタフェースのネイティブインスタンスです。
Components
のプロパティの一部は高度な特権を必要とするため、Web ページ上では機能しません。
Components
オブジェクトは次のメンバを持ちます。
メンバ | 説明 |
---|---|
classes |
ContractID によるクラスの配列 |
classesByID |
CID によるクラスの配列 |
function Object() { [native code] } |
コンポーネントのコンストラクタのためのコンストラクタ |
Exception |
XPConnect の例外のためのコンストラクタ |
ID |
XPCOM nsID のためのコンストラクタ |
interfaces |
インタフェース名によるインタフェースの配列 |
interfacesByID |
IID によるインタフェースの配列 |
isSuccessCode |
与えられた結果コードが成功かどうかを判別するための関数 |
lastResult |
直前の XPConnect 呼び出しの結果コード |
manager |
グローバル XPCOM コンポーネントマネージャ |
results |
名前による既知の結果コードの配列 |
returnCode |
現在の呼び出しの未決定の結果 |
stack |
現在の JavaScript のコールスタック |
utils |
いくつかの便利な機能へのアクセスを提供します。 |
utils.evalInSandbox |
JavaScript コードをサンドボックス内で実行。通常は限られた特権でコードを実行するときに使われます。 |
utils.forceGC |
ガベージコレクションサイクルを強制します。 |
utils.getWeakReference |
渡されたオブジェクトの弱い参照を取得します。 |
utils.import |
JavaScript モジュールを、スコープを共有せずに現在のスクリプトに読み込みます。 |
utils.lookupMethod |
XPCOM オブジェクトのネイティブの (例えばインタフェースで宣言された) メソッドやプロパティを参照します。XPCNativeWrapper と同じ役割を果たします。 |
utils.reportError |
JavaScript エラーオブジェクトを エラーコンソール に出力します。 |
utils.Sandbox |
evalInSandbox で利用するサンドボックスオブジェクトを生成します。 |
EDITORS! please keep descriptions of the following properties in sync with Components.utils page.