プラグイン (Plugins) (または plug-ins) は、Mozilla ベースのアプリケーションにおいては、アプリケーションに登録され、アプリケーション自体で表示できないコンテンツを表示できるようにするバイナリコンポーネントを意味します。例として、Adobe Reader プラグインは、ブラウザ内で直接 PDF ファイルを開けるようにするものです。また、QuickTime や RealPlayer プラグインは、Web ページ上で特別な形式のビデオを再生するために利用されます。
プラグインは Mozilla フレームワークを利用してアプリケーションを構築する際に役立ちます。例えば ActiveState の Komodo はプラグインを使って XUL ベースの UI に Scintilla エディタ を組み込んでいます。
プラグインは、プラグインのためのクロスブラウザ API である NPAPI によって記述されています。NPAPI に関する主な情報源は Gecko プラグイン API リファレンス です。プラグインを Web ページからスクリプトで操作できるようにするには npruntime を利用してください。古い XPCOM や LiveConnect ベースの API は利用しないでください。これらの技術そのものは、プラグインに限らず、今後も利用されます。
より簡単な、スクリプトを通じたグラフィックやアニメーションの処理であれば、SVG や Canvas も利用できます。
プラグインは、ブラウザ自体の機能を変更したり向上させる 拡張機能 とは異なります。また、検索バーに検索エンジンを追加する 検索プラグイン とも異なります。
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Gecko プラグイン API リファレンス (NPAPI)
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このリファレンスでは、NPAPI のアプリケーションプログラミングインターフェースについて解説し、それらのインターフェースの利用方法に関する情報を提供します。
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スクリプトによるプラグインの操作 (npruntime)
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このリファレンスでは、スクリプトによるプラグインの操作と、プラグインによるブラウザのスクリプトオブジェクトへのアクセスの双方を可能にする、新しいクロスブラウザの NPAPI 拡張について解説します。
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Gecko プラグイン SDK
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Gecko プラグイン SDK には、xpidl コンパイラやリンカー、最新の
npapi.h など、Gecko 用のスクリプト操作可能なプラグインを作成するために必要なツールとヘッダがすべて含まれています。
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プラグインのインストールに XPInstall を利用する
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XPInstall は、ユーザがプラグインを導入する際に、ブラウジング環境を終了して独自のインストーラを実行したりする必要のない、スムーズなユーザ体験を実現する方法です。
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プラグインの検出
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「明らかにプラグインを利用するのが適当と思われる場面があることから、必要なプラグインをインストールしていないユーザへの対処をどうするかについての疑問が起こります」
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スクリプトによるプラグインの操作: Macromedia Flash
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この記事では、Flash プラグインが提供するメソッドに JavaScript を使ってアクセスする方法と、Flash アニメーションが提供する JavaScript 機能に FSCommands と呼ばれる機能を使ってアクセスする方法について説明します。
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プラグイン: 初回インストール時の問題
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初回インストール時の問題は、プラグインや組み込みソフトウェアが、Gecko ベースのブラウザより先にシステムにインストールされていた場合に起こる状態のことを指します。
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IE で Netscape プラグインをホストするための ActiveX コントロール
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Microsoft は IE 5.5 SP2 以降で Netscape プラグインのサポートを打ち切りました。あなたがプラグイン作者なら、このプロジェクトが作業時間の短縮になることに気付くでしょう。
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プラグイン: サンプルとテストケース
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NPAPI プラグインのサンプルとテストケースを載せています。
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Mozilla プラグインのための XEmbed 拡張ライブラリ
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Mozilla の最近のバージョンには、Netscape 3.x 時代より多くのプラグインが利用してきた古い Xt ベースのメインループの代わりに、XEmbed を使ってプラグインを記述するための拡張ライブラリが含まれています。
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関連事項
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Extensions, SVG, Canvas
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