メインクロムウィンドウ
XULRunner アプリケーションのメインクロムウィンドウを指定するためには、アプリケーションのディレクトリツリーに設定ファイルを追加し、そのファイルに toolkit.defaultChromeURI という名前の設定項目を追加する必要があります。
xulmine という XULRunner アプリケーションを見てみましょう。そのディレクトリ構造は以下のようになっています。
xulmine ├───chrome ├───components └───defaults └───preferences
defaults/preferences の中には xulmine.js という名前のファイルが格納されています。その内容は以下のとおりです。
pref("toolkit.defaultChromeURI", "chrome://xulmine/content/xulmine.xul");
toolkit.defaultChromeURI という設定項目で chrome://xulmine/content/xulmine.xul という XUL ウィンドウをメインのアプリケーションウィンドウに指定しています。
単一インスタンスのメインウィンドウの指定
デフォルトではユーザがアプリケーションを起動するたびに XULRunner は toolkit.defaultChromeURI で指定されたウィンドウを開きます。メインウィンドウを 1 つしか開きたくないアプリケーションは、toolkit.singletonWindowType という設定項目をセットし、メインアプリケーションウィンドウの windowtype 属性を指定してください。
ウィンドウの特性の指定
デフォルトでは、メインウィンドウはリサイズ可能で非ダイアログのクロムウィンドウとして開かれます。toolkit.defaultChromeFeatures という設定項目をセットすることでこのデフォルトを変えることができます。