command
要素は複数のソースから操作を呼び出すのに使われます。例えば、クリップボードの貼り付け操作は編集メニューやコンテクストメニュー、キーボードショートカットによって呼び出されます。oncommand
属性を使ってコマンドをコードに追加します。ユーザにどのように呼び出されてもそれは呼ばれるでしょう。さらに、command を無効にすると自動的にメニューアイテムとキーボードショットカットも無効になります。
command は
によって識別されます。id
chrome://global/content/globalOverlay.js
スクリプトをウィンドウに含めると、command を呼び出す goDoCommand
関数を使うことができます。この関数を使うことの利点は、command が応答する UI の部分にも送られることです。特に、これは現在フォーカスされている要素になるでしょう。
broadcaster
と同じように、commands は他の要素に属性を転送します。
詳しい情報は XUL チュートリアルにあります。参照: command
属性, commandset
要素
例
以下のコードは貼り付けコマンド (cmd_paste
) を現在フォーカスのある要素に送ります:
// 先に chrome://global/content/globalOverlay.js を include しておいてください goDoCommand("cmd_paste");
二つのボタンの例
<command id="cmd_openhelp" oncommand="alert('Help');"/> <button label="Help" command="cmd_openhelp"/> <button label="More Help" command="cmd_openhelp"/>
属性
-
disabled
- 型: 論理型
-
要素が無効化されているかどうかを示します。ある要素が
true
に設定されていたら、その要素は無効化されています。無効化された要素は通常グレイ表示のテキストで描画されます。要素が無効化されていると、ユーザのアクションには応答せず、フォーカスもあてられず、command
イベントも発生しません。
-
label
- 型: 文字列型
- 要素上に表示するlabel。 省略された場合、テキストは表示されない。
-
oncommand
- 型: スクリプトコード
- このイベントハンドラは command が活性化した時、呼び出されます。これは、ユーザがメニュー項目を選択したり command に割り当てられたキーボードショートカットが押したりした場合に起こります。
プロパティ
メソッド
XUL 要素からの継承
blur
, click
, doCommand
, focus
, getElementsByAttribute
, getElementsByAttributeNS
DOM 要素からの継承
addEventListener()
, appendChild()
, compareDocumentPosition, dispatchEvent()
, getAttribute()
, getAttributeNode()
, getAttributeNodeNS()
, getAttributeNS()
, getElementsByTagName()
, getElementsByTagNameNS()
, getFeature, getUserData, hasAttribute()
, hasAttributeNS()
, hasAttributes()
, hasChildNodes()
, insertBefore()
, isEqualNode, isSameNode, isSupported()
, lookupNamespaceURI, lookupPrefix, normalize()
, removeAttribute()
, removeAttributeNode()
, removeAttributeNS()
, removeChild()
, removeEventListener()
, replaceChild()
, setAttribute()
, setAttributeNode()
, setAttributeNodeNS()
, setAttributeNS()
, setUserData