nsILoginInfo
はFirefox 3のログインマネージャにて格納されるログインのための情報を保持するオブジェクトです。
ログインを作成し、管理するにはnsILoginManagerを使用する必要があります。Using nsILoginManagerの例をご覧ください。
Please add a summary to this article.
最終更新: Gecko 1.9 (Firefox 3)
Inherits from: nsISupports
Implemented by: @mozilla.org/login-manager/loginInfo;1
. インスタンスを作成するためには次の例を使用してください。
var myLoginInfo = Components.classes["@mozilla.org/login-manager/loginInfo;1"] .createInstance(Components.interfaces.nsILoginInfo);
メソッドの概要
void init(in AString aHostname, in AString aFormSubmitURL, in AString aHttpRealm, in AString aUsername, in AString aPassword, in AString aUsernameField, in AString aPasswordField);
|
boolean equals(in nsILoginInfo aLoginInfo);
|
boolean equalsIgnorePassword(in nsILoginInfo aLoginInfo);
|
属性
属性 | 型 | 記述 |
hostname
| AString
| ログインが実行されるホストの名前。URLとしてフォーマットされます。(例として、"https://www.wite.com")。ポート番号(":123")が追加されることもあるでしょう。 |
formSubmitURL
| AString
| フォームベースのログインがサブミットされるURL。HTMLフォームから獲得されるログイン向けにはこのフィールドはform 要素のaction 属性になり、パスは削除されます(例として、"https://www.site.com")。action 属性のないフォームはデフォルトとしてフォームの元のURLにサブミットされます。そのためにそれはここに格納されます。このフィールドはログインがプロトコル認証から得られた場合にはNULL です。
|
httpRealm
| AString
| ログインが要求されたHTTP Realm。HTTPサーバが401の結果を返した時、WWW-Authenticateヘッダは"保護空間"を特定するRealmを含みます。RFC 2617を参照してください。結果に realm が含まれていなかった場合、あるいは空白だった場合は、代わりにホスト名が使われます。HTMLフォームから獲得されたログインに関してはこのフィールドはNULL です。
|
username
| AString
| ログインのユーザ名 |
usernameField
| AString
| フォーム内のユーザ名入力フィールドのname 属性。フォームを利用しないログインでは、空白の文字列 ("") を指定する必要があります。
|
password
| AString
| ログインのパスワード。 |
passwordField
| AString
| パスワード入力フィールドのname 属性。プロトコル認証から獲得されたログインではこのフィールドはNULL になります。
|
メソッド
init()
新しく作成されたnsILoginInfoオブジェクトを初期化します。
void init(in AString aHostname, in AString aFormSubmitURL, in AString aHttpRealm, in AString aUsername, in AString aPassword, in AString aUsernameField, in AString aPasswordField );
引数
- <tt>aHostname</tt>
hostname
フィールドに割り当てられる値- <tt>aFormSubmitURL</tt>
formSubmitURL
フィールドに割り当てられる値- <tt>aHttpRealm</tt>
httpRealm
フィールドに割り当てられる値- <tt>aUsername</tt>
username
フィールドに割り当てられる値- <tt>aPassword</tt>
password
フィールドに割り当てられる値- <tt>aUsernameField</tt>
usernameField
フィールドに割り当てられる値- <tt>aPasswordField</tt>
passwordField
フィールドに割り当てられる値
equals()
このログインが別のnsILoginInfo
オブジェクトと完全に等しいかどうか確定する
boolean equals( in nsILoginInfo aLoginInfo );
引数
- <tt>aLoginInfo</tt>
- 等しさを比較するログイン
戻り値
もし二つのログインが完全に等しければtrue
、そうでなければfalse
。
matches()
このログインが他の nsILoginInfo
オブジェクトとほぼ等しいかどうかを判別するテストを行います。passwordField
と usernameField
の値は無視され、password
の値も任意で無視できます。このログインの formSubmitURL
が空白の文字列である (かつ null でない) 場合は、ワイルドカードと同等に扱われます。
boolean matches( in nsILoginInfo aLoginInfo, in boolean ignorePassword );
引数
- <tt>aLoginInfo</tt>
- 等しさを比較するログイン
- <tt>ignorePassword</tt>
- true の場合、判別時にパスワードの値を検査しません。
戻り値
2つのログインが同等ならばtrue
、等しくなければfalse
。