Firefox における機能の一つに サイト認証ボタン があります。このボタンによって、ユーザは自分が閲覧している Web サイトに関する詳しい情報を知ることができます。
このボタンは Web サイトの設定によって表示形式が変わります。
サイト認証ボタンの表示が期待と異なる場合(緑色の錠前を期待したのに、黄色の警告サインが表示されるなど)、Firefox の開発ツール内にある Web コンソール を確認すれば、問題の原因を探ることができます。
- Web コンソールで「セキュリティ」カテゴリの出力が有効になっていることを確認します。
- 問題が生じている Web ページをリロードします。
- セキュリティに関係するメッセージが表示されます。
サイト認証ボタンが低評価を示す場合、以下の 3 つが原因として考えられます。
- 混在コンテンツ - Web ページが TLS でサーブされているにもかかわらず、いくつかのサブリソースが TLS で読み込まれていない状態です。この場合、Web コンソールには「混在コンテンツ」と表示されるはずです。
- 強度の弱い暗号の使用 - TLS は利用しているものの、 十分な強度を持つ暗号が使用されていない状態です。この場合、暗号の強度が弱い(RC4 など)ことを示すメッセージが表示されます。
- 安全ではない再ネゴシエーション - 古いバージョンの TLS には仕様自体に欠陥が存在します。運用しているサーバが該当するバージョンの TLS を利用していた場合、サイト認証ボタンによる評価は下がりますが、Web コンソールにメッセージは表示されません。