<mfenced>

MathML の <mfenced> 要素により，数式に独自の括弧類（角括弧など）や区切り記号（カンマ，セミコロンなど）を付けることができます。

属性

class, id, style

Provided for use with stylesheets.

close

閉じ記号の文字列を与えます。既定値は ")" です。空白文字はすべて無くされます。

href

Used to set a hyperlink to a specified URI.

mathbackground

The background color. You can use #rgb, #rrggbb and HTML color names.

mathcolor

The text color and also the fraction line color. You can use #rgb, #rrggbb and HTML color names.

open

開き記号の文字列を与えます。既定値は "(" です。空白文字はすべて無くされます。

separators

区切り記号を表すゼロ個以上の文字の列を与えます。空白で区切っても構いません。空白は無視されます。既定値は  "," です。複数指定することにより，各子要素間に別個の区切り記号を当てることが出来ます。余分に指定した分は無視されます。少なく指定した場合は，最後のものが繰り返されます。（訳注：文字実体参照を書くこともできる）

例

Example 1: 最後の区切り記号（,）は繰り返される

Sample rendering:

Rendering in your browser: $\left\{a;b;c,d,e\right\}$

<math>
  <mfenced open="{" close="}" separators=";;,"> 
    <mi>a</mi> 
    <mi>b</mi> 
    <mi>c</mi> 
    <mi>d</mi> 
    <mi>e</mi> 
  </mfenced> 
</math>

Example 2: 余分の区切り記号（,）は無視される

Sample rendering:

Rendering in your browser: $\left[a|b|c|d|e\right]$

<math>
  <mfenced open="[" close="]" separators="||||,"> 
    <mi>a</mi> 
    <mi>b</mi> 
    <mi>c</mi> 
    <mi>d</mi> 
    <mi>e</mi> 
  </mfenced> 
</math>

ブラウザごとの互換性

仕様