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概要

ime-mode プロパティはテキストフィールドで Input Method Editor(以下 IME) をコントロールします。

構文

ime-mode: <mode>

auto 
IME の状態を変更しません。これはデフォルトの設定です。
normal 
IME の状態を通常の状態に変更します; この値はユーザスタイルシートで Web ページが指定した値を上書きするために用意されました。 この値は Internet Explorer ではサポートされていません。
active 
コンテンツがフォーカスを得た時に IME は自動的にオンになります; ユーザーがオフにしない限りテキスト入力には IME が使用されます。 Linux ではサポートされていません。
inactive 
コンテンツがフォーカスを得た時に IME は自動的にオフに設定されますが、ユーザーは任意で IME をオンにする事ができます。 Linux ではサポートされていません。
disabled 
IME は無効にされます。ユーザーによって IME をオンにする事はできません。

<input type="text" name="name" value="initial value" style="ime-mode: disabled">

この例では、この input 要素では IME を無効にしています; 例えば非 ASCII 文字を含むことができないデータを入力してもらうためのフィールドで便利かもしれません。

注意点

Firefox の ime-mode は Internet Explorer と異なり、パスワードフィールドにも適用できます。しかしこれはユーザーの使い勝手にはマイナスの影響を与えます。パスワードフィールドでは IME は無効に設定されているべきです。ユーザーは以下の CSS を userCSS ファイルに挿入する事で推奨された設定に従わないサイトへ修正する事ができます:

input[type=password] {
	ime-mode: auto !important;
}

註: 通常、一般的な Web サイトでは IME の状態は変更されるべきではありません。このプロパティは Web アプリケーション等でのみ利用されるべきです。

Gecko 1.9 の Mac 版では、disabled に設定されたエディタがフォーカスを失う際に、IME の状態をフォーカスを得る直前の状態には戻りません。そのため、Mac ユーザは disabled 値を利用したフォームの利用に苛立ちを覚えるかもしれません。

註: IME を無効にすることで、非 ASCII 文字が入力されることはない、と考えないでください。たとえ IME が無効になっていたしても、ユーザは「貼り付け」等によってあらゆる文字をその要素に入力することができます。

仕様書

ブラウザ互換性

ime-mode プロパティは Internet Explorer と Firefox 3 以降でサポートされます。

 

 

 

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