非標準
This feature is non-standard and is not on a standards track. Do not use it on production sites facing the Web: it will not work for every user. There may also be large incompatibilities between implementations and the behavior may change in the future.
概要
Mozilla アプリケーションでは、-moz-user-input
はある要素がユーザの入力を受け付けるかどうかを決定します。類似のプロパティ user-focus
が CSS3 UI 仕様の前身であった初期の草稿で提案されましたが、ワーキンググループによって却下されました。
初期値 | none |
---|---|
適用対象 | 全要素 |
継承 | 継承する |
メディア | visual |
計算値 | 指定値 |
アニメーションの可否 | 不可 |
正規順序 | 形式文法で定義される一意のあいまいでない順序 |
-moz-user-input
は、CSS 3 user-input
プロパティの先行実装案の一つでしたが、これはまだ (実装を要求する) 勧告候補に達していません。
<textarea>
のようなユーザからの入力を通常受け付ける要素では -moz-user-input
の初期値は enabled
です。
構文
/* Keyword values */ -moz-user-input: none; -moz-user-input: enabled; -moz-user-input: disabled; /* Global values */ -moz-user-input: inherit; -moz-user-input: initial; -moz-user-input: unset;
値
- none
- 要素はユーザからの入力に反応せず
:active
にならない。 - enabled
- 要素はユーザからの入力を受け付ける。テキストボックスではこれが標準の動作。
- disabled
- 要素はユーザからの入力を受け付けない。しかし、これは
disabled
を true にするのとは等しくなく、要素は普通に(無効にならずに)描画される。
形式文法
none | enabled | disabled
例
input.example { /* ユーザはテキストの選択はできますが変更はできません。 */ -moz-user-input: disabled; }