Firefox OS はAndroidのモバイル版Firefoxがサポートするのと同じデバッグプロトコルをサポートします。つまりFirefox OS 端末やエミュレータ上で実行するGaiaアプリケーションをデバッグするのにFirefox開発ツールを使用できます。端末上のFirefox OS やFirefox OS Simulatorをデバッグするためには、Firefox 18以降が必要で、加えて設定変更が、ブラウザのコンフィグレーションと、Firefox OS端末やsimulatorの両方で必要となります。
記: Firefox OS 端末でアプリをデバッグしたい場合、Firefox OS 1.2以上を使っているなら代わりにWebIDEを使うのがベストな選択肢です。
デスクトップ版Firefox
リモートデバッグのサポートには、Firefox 18かそれ以降のビルドがあるのを確認する必要があります。Firefoxの最近のコピーをまだ持っていない場合、最新のNightly ビルドをダウンロードして全ての最新機能にアクセスできるようにします。
いったんコンピュータ上で Firefox の適切なバージョンを実行し、URLバー内で about:config
とタイプして、devtools.debugger.remote-enabled
の値を true に変更します。次に
リモートデバッグを有効にするため、 Firefox を再起動する必要があります。Firefoxを再起動後に、Web開発メニューには新しいオプションがあるでしょう、 Tools > Connect...
デバッグを有効にする
Firefox OS Simulator (かB2Gデスクトップ) を使っている時、デバッグ用セットアップはとても簡単です。物理端末のデバッグする時のようなポート転送の必要はありません。ただ端末で Developer settings を開いて Remote Debugging を有効化します。
記: 2013年1月10日以後のFirefox OS端末ではもはや動作しません。この日以降のFirefox OS端末用ビルドはデバッグが無効になっています。結局は再度有効化したビルドを作る道はできるでしょうが、まだ存在していません。この文書はそうなった時に更新されるでしょう。加えて、out-of-processサポートを切る設定は削除されました。これからはFirefox OS Simulatorでデバッグを行う必要があるでしょう。
実際の Firefox OS 端末を使っている場合、 Developer settings を開いて:
- Remote Debugging をオンにします。
- バグ 797627 が修正されるまでは Out-of-process サポートをオフにします。それをしないと、ただシステムスクリプトだけをデバッグできます。
記: 端末に書き込む時、これらの設定変更をし直す必要があるでしょう。
デバッガを使用する準備ができました!
Firefox端末でコンソールログを有効にする
Firefox OSの製品版ビルドでは、コンソールログ (例えば console.log()
) はデフォルトで無効です。それを有効化するには、端末のDeveloper settings に移動して Console Enabled を有効にします。
記: Firefox OSのコンソールログを使用する詳細については、端末上のコンソールログ を読んで下さい。