基本的なソフトウェアをインストールする

プロフェッショナルはどんなツールを使っている？

• コンピュータ そんなことは当たりまえだと思う人もいるかもしれませんね。でも、あなたたちの中には、携帯電話や図書館のコンピュータを使ってこの記事を読んでいる人もいるでしょう。しっかりとしたWeb開発のためには、デスクトップコンピュータ（Windows、Mac、Linuxなど）を使った方が良いです。
• テキストエディタ コードを書くために必要です。テキストエディタは、フリーのもの（たとえば、Notepad++、gedit、Brackets、Text Wranglerなど）でも、有償のもの（Sublime TextやCoda）でも、複合的な機能を持つソフトウェア（Dreamweaverなど）でも構いません。
• Webブラウザ 自分が書いたコードをテストするために必要です。現在最も使われているブラウザは、Firefox、Chrome、Opera、Safari、Internet Explorerなどです。携帯電話などのモバイルのデバイスでWebサイトがどのように表示されるのかもテストするべきです。また、あなたのWebサイトを見る人たちが使うかもしれない古いブラウザ（IE 6-8など）でもできればテストした方が良いです。
• 画像編集ソフト（GIMP、Paint.NET、Photoshopなど）Webページの画像を作成するために必要になります。
• バージョン管理システム 複数の人とチームでサイトを作るときや、他の人とコードを共有するときに、誤って編集の衝突などが起こらないようにするために必要になります。現在では、Gitが最も有名なバージョン管理ツールです。
• FTPプログラム Webページを公開する時にファイルをサーバにアップロードするために必要です。FTPの機能が含まれている、Cyberduck、Fetch、FileZillaなどのプログラムを使うと良いでしょう。
• 自動化システム Gruntのようなソフトウェアを使うと、同じような繰り返し作業を自動的に実行することができます。たとえば、コードのサイズを自動的に小さくしたり、エラーがないかどうかを自動で確認することができます。
• テンプレート、ライブラリ、フレームワークなど。これらを利用すると、Webサイトを作る時によく使われるコードを短時間で用意することができます。
• 他にも便利なツールがたくたんあります！

今の私にはどんなツールが必要？

上のリストにはたくさんのツールが書かれていて、ちょっと恐ろしかったかもしれませんね。でも大丈夫です。Web開発を始めるのには、まだ上のツールをほとんど知らなくても問題ありません。これから私たちが、Web開発に必要最小限のツールのセットアップの仕方を説明しておきます。必要なものは、テキストエディタと最新のWebブラウザだけで十分です。

テキストエディタのインストール

あなたのコンピュータには、おそらく初めから基本的なテキストエディタがインストールされているはずです。Windowsにはメモ帳が、OS Xにはテキストエディットが、Linuxの場合はディストリビューションによっていろいろですが、Ubuntuにはgeditが初めからインストールされているはずです。

ただ、Web開発をする時には、メモ帳やテキストエディットのようなソフトウェアよりも、もっと高機能なプログラムを使うべきです。私たちのおすすめのソフトウェアは、Windowsの場合はNotepad++、Macの場合はText Wranglerです。これらは両方とも無料で利用することができ、メモ帳やテキストエディットにはないさまざまな便利な機能を持っています。

最新のWebブラウザのインストール

次に、これから私たちが書くコードをテストするためのブラウザをいくつかインストールしましょう。あなたが使っているオペレーティングシステムを選び、リンクから好きなブラウザをインストールしてみてください。

• Linux: Firefox, Chrome, Opera.
• Windows: Firefox, Chrome, Opera, Internet Explorer （Windows 8 以降を使っている場合、IE 10 以降をインストールすることができます。そうでない場合には、Internet Explorer以外のブラウザをインストールしてください。
• Mac: Firefox, Chrome, Opera, Safari （Safariは、iOSとOS Xに初めからインストールされています）

次に進む前に、テストに使えるように最低でも2つのブラウザをインストールするようにしてください。