Please note, this is a STATIC archive of website developer.mozilla.org from 03 Nov 2016, cach3.com does not collect or store any user information, there is no "phishing" involved.

Boxes

これは CSS Getting Started チュートリアルの第11章です。ここでは、要素が表示されるとき、要素の占めるスペースを CSS で操作する方法について述べます。実際に文書を作り、間隔の調整や装飾ルールの追加を試してください。

ボックスについて

ブラウザに表示されると、要素は一定のスペースを占有します。このスペースは4つの部分で構成されています。

中央に、要素(elment)がその内容を表示するのに必要なスペースがあります。その周りに パディング(padding) があり、その周りに ボーダー(border) があります。その周りには マージン(margin) があって、他要素とその要素を隔てています。

マージン

ボーダー

パディング

要素

薄い灰色がレイアウトの部品を示します。

 

 

 

要素nt

ブラウザではこう見えます。

パディング、ボーダー、マージンは要素の上下左右で異なるサイズにできます。一部または全部をゼロにすることもできます。

彩色

パディングは常に要素の背景色と同じ色です。このため背景色を設定すると、その色は要素自身とそのパディングに適用されます。マージンは常に透明です。

マージン

ボーダー

パディング

要素

要素の背景色は緑です。

 

 

 

要素

ブラウザではこう見えます

ボーダー

ボーダーを使って、要素を線や枠囲みで装飾できます。

要素の境界線をすべて同じにするには、border プロパティを使います。幅(画面表示されるときの単位は通常 pixel です)、スタイル、色を定義します。

選べるスタイル:

solid
dotted
dashed
double
inset
outset
ridge
groove

また、スタイルを nonehidden にして、明示的にボーダーを消したり、色を transparent にして、レイアウトを変えずにボーダーを透明にしたりできます。

一辺ずつボーダーを定義するには、次のプロパティを使います: border-topborder-rightborder-bottomborder-left。これを使うと、一辺だけボーダーを定義したり、辺ごとに違うボーダーを定義したりできます。

次のルールは、見出し要素の背景色と上辺のボーダーを定義します:

h3 {
  border-top: 4px solid #7c7; /* mid green */
  background-color: #efe;     /* pale green */
  color: #050;                /* dark green */
}

結果は次のようになります:

スタイルつきの見出し

次のルールは、画像をミッドグレーの枠で取り囲んで見やすくします:

img {border: 2px solid #ccc;}

結果は次のようになります:

画像: Image:Blue-rule.png

マージンとパディング

マージンとパディングで要素の位置を調整し、周りに余白を作ります。

margin プロパティと padding プロパティでそれぞれ、マージンの幅、パディングの幅を設定します。

幅を一つだけ記述すると、要素の全ての枠(top(上辺)、right(右辺)、bottom(下辺)、left(左辺))に適用されます。

幅を2つ記述すると、1番目が top と bottom に、2番めが right と left に適用されます。

4つすべての幅を定義するには、次の順番で記述します: top、 right、bottom、left

次のルールは、remark クラスを持つ段落に、四辺すべてを囲むような赤い枠を与えます。

パディングで囲むことで、テキストから枠が少し離れます。

左マージンは段落を他のテキストからインデントします:

p.remark {
  border: 2px solid red;
  padding: 4px;
  margin-left: 24px;
  }

結果は次のようになります:

ここは通常の段落です。

ここは remark 用の段落です。

さらに詳しく

マージンとパディングで要素の配置方法を調整すると、そのスタイルのルールとブラウザのデフォルトが、複雑な方法で相互作用します。

ブラウザによって、要素の配置方法が異なります。スタイルシートで変えなければ、結果は同じに見えるかもしれません。このため、時折スタイルシートのもたらす結果に驚くことがあります。

望む結果を得るには、文書のマークアップを変更する必要があるかもしれません。このチュートリアルの次のページで、このことについてもっと触れています。

パディング、マージン、ボーダーについての詳しい情報は、リファレンスの ボックスモデル をご覧ください。

実習: ボーダーの追加

CSS ファイル style2.css を編集します。次のルールを追加して、見出しのそれぞれで、ページを横切る線を描くようにしてください:

h3 {border-top: 1px solid gray;}

前のページのチャレンジを終えていれば、そこで作ったルールを編集するか、次の新しいルールを追加して、各リスト項目の真下にスペースを置くようにしてください:

li {
  list-style: lower-roman;
  margin-bottom: 8px;
  }

ブラウザを更新すると次の結果になります:

(A) The oceans

  • Arctic
  • Atlantic
  • Pacific
  • Indian
  • Southern

(B) Numbered paragraphs

1: Lorem ipsum

2: Dolor sit

3: Amet consectetuer

4: Magna aliquam

5: Autem veleum

チャレンジ

スタイルシートに一つルールを追加して、リスト項目全体を囲むような広い枠を作り、海を連想するような色にしてください — 次のような感じです:

(A) The oceans

  • Arctic
  • Atlantic
  • Pacific
  • Indian
  • Southern

(B) Numbered paragraphs

. . .

(幅や色を正確に同じにする必要はありません。)

このチャレンジの解答を見る。

さて次は?

マージンやパディングを指定して、文書のレイアウトを変えることができました。次のページでは、他の方法で文書の レイアウト を変えます。

ドキュメントのタグと貢献者

 このページの貢献者: teoli, ethertank
 最終更新者: teoli,