最上位のウィンドウの構造について記述します。最上位ウィンドウは XUL 文書のルートノードです。デフォルトで水平方向のボックスです。 ボックスなので、ボックスのすべての属性を使用することができます。標準では、ウィンドウの周りにプラットフォーム特有のフレームをもちます。
ウィンドウのアイコンを設定するには、プラットフォーム特有のアイコンファイル <var><windowid></var>.ico
や <var><windowid></var>.xpm
を作り、それらのファイルを <var><mozilla-directory></var>/chrome/icons/default/
ディレクトリにおくか、インストールしてください。<var><windowid></var> はウィンドウの id 属性の値です。これによってそれぞれのウィンドウに異なるアイコンを使うことができます。
ウィンドウにCSSファイル "chrome://global/skin/" を含めるのを怠ると、そのウィンドウにはスタイルが適用されず、ダイアログとして開いた場合に非表示になるなどの不具合が起こります。
詳しい情報が XUL チュートリアルにあります。
- 属性
- height, hidechrome, id, screenX, screenY, sizemode, title, width, windowtype
例
<?xml version="1.0"?> <?xml-stylesheet href="chrome://global/skin/" type="text/css"?> <window id="rootWnd" title="Register Online!" xmlns="https://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul"> <vbox> <hbox> <image src="application_form.png"/> <description>Register Online!</description> </hbox> <groupbox align="start"> <caption label="Your Information"/> <radiogroup> <vbox> <hbox> <label control="your-fname" value="Enter first name:"/> <textbox id="your-fname" value="Johan"/> </hbox> <hbox> <label control="your-lname" value="Enter last name:"/> <textbox id="your-lname" value="Hernandez"/> </hbox> <hbox> <button oncommand="alert('save!')"> <description>Save</description> </button> </hbox> </vbox> </radiogroup> </groupbox> </vbox> </window>
属性
-
activetitlebarcolor
- 型: color 文字列
- ウィンドウがアクティブな時のタイトルバーについて、背景色を指定された色にし、ウィンドウ内容との間の境界線を非表示にします。この属性は Mac OS X でのみ有効です。
-
height
- 型: 文字列型 (整数型に相当)
- 優先する要素のピクセル単位の高さ。実際に表示される高さは、要素やその内容が持つ最小高または最大高によって異なります。CSS の height プロパティもまた使用されます。
-
hidechrome
- 型: 論理型
- chrome に含まれる titlebar を隠すには、この属性を
true
に設定します。
-
id
- 型: window 内で固有の要素 ID
- 要素を識別するために付与される固有の識別子。
getElementById()
などの DOM 関数やスタイルシートで要素を参照するために使うことができる。
-
activetitlebarcolor
- 型: color 文字列
- ウィンドウがアクティブな時のタイトルバーについて、背景色を指定された色にし、ウィンドウ内容との間の境界線を非表示にします。この属性は Mac OS X でのみ有効です。
-
screenX
- 型: 整数型
- スクリーンに表示するウインドウの水平位置。
-
screenY
- 型: 整数型
- スクリーンに表示するウインドウの垂直位置。
maximized
: window は最大化されており、スクリーン全体を占有しています。minimized
: window は最小化されているか隠れています。normal
: window は定められたサイズで通常の状態です。
-
title
- 型: 文字列型
- window のタイトルバーに表示するためのテキスト。
-
width
- 型: 文字列型 (整数型に相当)
- 優先的な要素の幅。すべての値はピクセルなので値に単位を含むべきではありません。実際に表示される幅は、要素やその内容が持つ最小幅または最大幅によって異なります。または、要素の幅はその親要素に従って柔軟に調節されます。CSS の width プロパティもまた使用されます。
-
windowtype
- 型: 文字列型
- window の種類を識別するために使用する文字列を設定します。例えば、ブラウザウィンドウと編集ウィンドウを区別するために使用します。Mozilla のウィンドウを扱う関数の一部は、この属性を同じ種類のウィンドウをグループ化するために使用します。
プロパティ
メソッド
XUL 要素からの継承
blur
, click
, doCommand
, focus
, getElementsByAttribute
, getElementsByAttributeNS
DOM 要素からの継承
addEventListener()
, appendChild()
, compareDocumentPosition, dispatchEvent()
, getAttribute()
, getAttributeNode()
, getAttributeNodeNS()
, getAttributeNS()
, getElementsByTagName()
, getElementsByTagNameNS()
, getFeature, getUserData, hasAttribute()
, hasAttributeNS()
, hasAttributes()
, hasChildNodes()
, insertBefore()
, isEqualNode, isSameNode, isSupported()
, lookupNamespaceURI, lookupPrefix, normalize()
, removeAttribute()
, removeAttributeNode()
, removeAttributeNS()
, removeChild()
, removeEventListener()
, replaceChild()
, setAttribute()
, setAttributeNode()
, setAttributeNodeNS()
, setAttributeNS()
, setUserData
注意
"XML Parsing Error: undefined entity...<window" のエラーメッセージは、XUL ファイル内で参照された DTD ファイルが見つからないか、パスの間違いによって起こります。DOCTYPE 宣言の SYSTEM キーワードの次に来るファイル名は暗黙の内に読み込みが失敗し、エラーメッセージのみが、次の XUL 要素上で未定義の実体エラーになります。
関連項目
- 要素
dialog
,dialogheader
ユーザノート
ウィンドウのタイトルバーのアイコンを変更する方法は、Window icons をご覧ください。
ロケーションバーとブラウザのタブ(ダイアログなどはポップアップではありません) に favicon を追加するには、次のコードを HTML 名前空間とリンクに使用してください。
<window xmlns="https://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul" xmlns:html="https://www.w3.org/1999/xhtml"> <!-- Icon from chrome --> <html:link rel="icon" href="chrome://myExtension/content/path/to/favicon.png"/> <!-- From a remote site --> <html:link rel="icon" href="https://www.mozilla.org/favicon.ico"/>