一般的なボタンの行を含むコンテナ。これは box の一種で、デフォルトで水平指向です。toolbar
が toolbox
に置かれている場合、grippy
で折り畳むことができます。toolbar は常に id
属性を持たなければなりません。
Gecko 2.0 (Firefox 4 / Thunderbird 3.3 / SeaMonkey 2.1) では、外部ツールバーのサポートが追加されました。これは、toolbox
要素の子ではないツールバーです。あなたのツールバーを管理する目的で外部ツールバーを toolbox に関連付けるには、ツールバーに toolboxid
プロパティを設定してください。
chromeclass-toolbar
クラスは、window を window.open()
メソッドで開いた時、そのウィンドウの toolbar
フラグに視覚的に依存したツールバーを作成するために使用されます。
詳しい情報が XUL チュートリアルにあります。
Gecko 1.9.1 (Firefox 3.5 / Thunderbird 3.0 / SeaMonkey 2.0) 以降、ツールバーアイテムは toolbarpalette
要素から移され、ツールバーが最初に表示される時に追加されます。以前のバージョンでは、各アイテムのコピーがツールバー上に作成され配置されていました。これは、palette がツールバー内に無いアイテムのみを含むことを意味します。この振る舞いは、toolbarpalette
内を探し、すべての利用可能なツールバーアイテムを認識できるようにする拡張機能で互換性の問題が起こる可能性があります。
- 属性
- autohide, currentset, customindex, customizable, defaultset, grippyhidden, grippytooltiptext, iconsize, mode, toolbarname
- メソッド
- insertItem
- スタイルクラス
- chromeclass-toolbar
例
<toolbox> <toolbar id="nav-toolbar"> <toolbarbutton id="nav-users" accesskey="U" label="Users"/> <toolbarbutton id="nav-groups" accesskey="p" label="Groups"/> <toolbarbutton id="nav-events" accesskey="E" label="Events" disabled="true"/> </toolbar> </toolbox>
属性
autohide
- Type: boolean
- When set to
true
, the toolbar will be invisible unless the Alt key is pressed by the user. When set tofalse
, the default, the toolbar is visible. This only has an effect on Windows and needs to be combined withtype="menubar"
and amenubar
element.
currentset
- Firefox のみ
- 型: カンマで区切られた文字列
toolbar
上に表示された現在の項目のリスト。これは、ユーザが toolbar をカスタマイズしたときに調整されます。この属性の値は、カンマで区切られたtoolbarpalette
の項目 ID のリストに、次の文字列のいずれかを加えたものです: "separator
", "spring
", "spacer
"。
-
customindex
- Firefox のみ
- 型: 整数型
- この値は、カスタムツールバーのリストの、
toolbar
の index です。値はツールバーカスタマイズダイアログによって自動的に更新されます。
-
customizable
- Firefox のみ
- 型: 論理型
-
toolbar
上のこの属性をtrue
に設定すると、ツールバーをカスタマイズすることができます。これにより、ボタンの配置がセッションをまたいで持続されます。
-
defaultset
- Firefox のみ
- 型: カンマで区切られた項目 id のリスト
-
toolbar
上に表示される項目のデフォルトの配置。この属性にはtoolbarpalette
からの項目 ID のカンマで区切られたリストを設定します。例えば、back-button,forward-button,print-button
のようにします。
-
grippytooltiptext
- Firefox では不可
- 型: 文字列型
-
toolbar
が畳まれている時に、そのgrippy
の tooltip に表示するテキスト。grippy のラベル付けに使用されるため、ユーザは、どのツールバーがこれを提供しているかを知ることができます。
iconsize
- Type: string
- Indicates whether the toolbar should display large icons or small icons; this should be the string "large" or "small", respectively. These can vary from one toolbar to another within a given
toolbox
, whoseiconsize
attribute defines the default for all toolbars that don't specify an icon size.
-
mode
- Firefox のみ
- 型: 下記の値のいずれか一つ
-
toolbar
上のtoolbarbutton
の表示の仕方。
icons
: アイコンのみを表示。text
: テキストのみを表示。full
: アイコンとテキストの両方を表示。
-
toolbarname
- Firefox のみ
- 型: 文字列型
-
toolbar
の名前。ツールバーメニューの表示/非表示のリストに記載されます。
プロパティ
-
accessibleType
- 型: 整数型
- 要素の accessibility オブジェクトの種類を示す値。
currentSet
- Firefox のみ
- 型: カンマで区切られた文字列型のリスト
- 現在 toolbar 上にある項目の ID のカンマで区切られたリストを保持します。スペースおよび区切り、伸縮自在のスペースは、ID の代わりにそれぞれ次の文字列が使用されます: "
spacer
", "separator
", "spring
"。空の toolbar のcurrentSet
値は"__empty"
です。
このプロパティを設定することによって、項目の現在の配置を変更できます。このプロパティを設定するとcurrentset
属性が自動的に更新されないので注意してください。
-
firstPermanentChild
- Firefox のみ
- 型: 要素
-
toolbar
の最初の永続的な子要素。永続的な子要素は、カスタマイズ不可で toolbar 上に残る要素です。この項目は、toolbarpalette
内で永続的でなくても、直接 toolbar 内に置かれます。
-
lastPermanentChild
- Firefox のみ
- 型: 要素
- toolbar の最後の永続的な子要素。永続的な子要素は、カスタマイズ不可で toolbar 上に残る要素です。この項目は、
toolbarpalette
内で永続的でなくても、直接 toolbar 内に置かれます。
-
toolbarName
- Firefox のみ
- 型: 文字列型
- toolbar の名前。
toolboxid
- Type: string
- The ID of the
toolbox
thistoolbar
is a member of. This will either be the toolbox's parent (if it's in atoolbox
), or, if the toolbar is an external toolbar (that is, one not contained in a toolbox), the ID of the toolbox it should be considered to be part of. This makes it possible to have toolbars that are not contained within toolboxes, such as the add-on bar.
メソッド
insertItem( id, beforeNode, wrapper, beforePermanent )
- Firefox のみ
- 戻り値の型: 要素
- 与えられた id を持つ項目を
toolbar
に追加します。新しい項目は 2 番目の引数に与えられた項目の前に追加されます。2 番目の引数がnull
にもかかわらず beforePermanent 引数がtrue
の場合、項目は toolbar の先頭、最初の永続的項目の前に追加されます。逆に beforePermanent 引数がfalse
の場合、新しい項目は toolbar の末尾に追加されます。3 番目の引数は、他の要素の新しい項目を折り返すために使用します。通常、最後の引数は主にカスタマイズダイアログが使用するためnull
です。
id は toolbar の toolbarpalette
内の要素にマッチしなければなりません。一部の特別な id が特別なスペース項目を作成するために使用されます。
separator
: 区切り。垂直線として描画されます。spacer
: 固定幅のスペース。spring
: 伸縮自在のスペース。
メソッドは作成した項目の DOM 要素を返します。
XUL 要素からの継承
blur
, click
, doCommand
, focus
, getElementsByAttribute
, getElementsByAttributeNS
DOM 要素からの継承
addEventListener()
, appendChild()
, compareDocumentPosition, dispatchEvent()
, getAttribute()
, getAttributeNode()
, getAttributeNodeNS()
, getAttributeNS()
, getElementsByTagName()
, getElementsByTagNameNS()
, getFeature, getUserData, hasAttribute()
, hasAttributeNS()
, hasAttributes()
, hasChildNodes()
, insertBefore()
, isEqualNode, isSameNode, isSupported()
, lookupNamespaceURI, lookupPrefix, normalize()
, removeAttribute()
, removeAttributeNode()
, removeAttributeNS()
, removeChild()
, removeEventListener()
, replaceChild()
, setAttribute()
, setAttributeNode()
, setAttributeNodeNS()
, setAttributeNS()
, setUserData
スタイルクラス
-
chromeclass-toolbar
- このクラスを使用した場合、window.open メソッドの
toolbar
オプションに no を設定してウィンドウを開くと toolbar が隠されます。そうでない場合、このツールバーのオプションは無視され、常に toolbar が表示されます。
関連項目
- 要素
toolbarbutton
,toolbargrippy
,toolbaritem
,toolbarpalette
,toolbarseparator
,toolbarset
,toolbarspacer
,toolbarspring
,toolbox
- インタフェース
nsIAccessibleProvider