scale はある範囲内の値を選択できます。水平あるいは垂直に表示されるバー上のつまみをドラッグすることで値を選択します。
scale の方向を指定するには orient
属性を使ってください。デフォルトの値は水平方向のスケールを表示する horizontal
です。小さな値が左にあり、大きな値が右にあります。垂直方向のスケールを使うには orient
属性を vertical
にしてください。
ユーザは矢印キーを使って 1 単位ずつ値を増やしたり減らしたりできます。あるいは Page Up
キーと Page Down
キーを使って 1 ページずつ (pageincrement
属性で指定された) 値を増やしたり減らしたりできます。Home
キーと End
キーは scale の値をそれぞれ最小値と最大値に設定します。scale は値が変更されると change
イベントを発生します。
- 属性
- disabled, increment, max, min, movetoclick, pageincrement, tabindex, value
- メソッド
- decrease, decreasePage, increase, increasePage,
例
水平スケール:
<scale min="1" max="10"/>
垂直スケール:
<scale min="1" max="10" orient="vertical"/>
属性
-
disabled
- 型: 論理型
-
要素が無効化されているかどうかを示します。ある要素が
true
に設定されていたら、その要素は無効化されています。無効化された要素は通常グレイ表示のテキストで描画されます。要素が無効化されていると、ユーザのアクションには応答せず、フォーカスもあてられず、command
イベントも発生しません。
max
- 型: 整数型
- スケールまたは数値ボックスの取り得る最大値。スケールの場合の初期値は 100、数値ボックスの場合の初期値は無限。
- {{ XULAttr("min") }}{{ page.unprefixedpath == 'XUL:textbox' ? template.Fx_minversion_inline(3) : '' }}
- 型: 整数型
- スケールあるいは数値ボックスの取りうる最小値。デフォルト値は 0 です。
-
movetoclick
- 型: 論理型
- true の場合、scale のスライド領域をクリックすると、つまみが直接その位置に移動します。false の場合、スライド領域をクリックすると、つまみがその方向に目盛り 1 つ分だけ移動します。この属性を指定しない場合、各プラットフォームごとのデフォルト値が使用されます。
- {{ XULAttr("pageincrement") }}
- 型: 整数型
- (scrollbar の) {{ XULAttr("curpos") }} 属性あるいは (scale の) {{ XULAttr("value") }} 属性の値が、スクロールバーのトレイがクリックされるか、
PgUp
/PdDn
キーが押された時に変更される量。トレイはスクロールバーのつまみが動く範囲です。デフォルト値は 10 です。
-
tabindex
- 型: 整数型
- 要素のタブの順番。タブの順番は
tab
キーが押下されたときにフォーカスが移動する順番です。より大きなtabindex
の値をもつ要素は、タブの遷移が後になります。
-
value
- 型: 文字列型
- 文字列の属性はデータ値を要素に関連付けます。特定の目的のために使われるわけではありませんが、スクリプトからあなた自身の用途のためにアクセスできます。
プロパティ
-
pageIncrement
- 型: 整数型
-
pageincrement
属性の値の取得と設定。
メソッド
XUL 要素からの継承
blur
, click
, doCommand
, focus
, getElementsByAttribute
, getElementsByAttributeNS
DOM 要素からの継承
addEventListener()
, appendChild()
, compareDocumentPosition, dispatchEvent()
, getAttribute()
, getAttributeNode()
, getAttributeNodeNS()
, getAttributeNS()
, getElementsByTagName()
, getElementsByTagNameNS()
, getFeature, getUserData, hasAttribute()
, hasAttributeNS()
, hasAttributes()
, hasChildNodes()
, insertBefore()
, isEqualNode, isSameNode, isSupported()
, lookupNamespaceURI, lookupPrefix, normalize()
, removeAttribute()
, removeAttributeNode()
, removeAttributeNS()
, removeChild()
, removeEventListener()
, replaceChild()
, setAttribute()
, setAttributeNode()
, setAttributeNodeNS()
, setAttributeNS()
, setUserData
decrease()
- 戻り値の型: 戻り値無し
- scale または数値ボックスの値を
increment
分減らす
decreasePage()
- 戻り値の型: 戻り値無し
- scale の値を
pageincrement
分減らす
-
increase()
- 戻り値の型: 戻り値なし
-
scale または数値ボックスの値を
increment
分増やす。
increasePage()
- 戻り値の型: 戻り値無し
- scale の値を
pageincrement
分増やす。
関連項目
- インタフェース
- nsIDOMXULControlElement