notificationbox
は要素上に通知を表示するために使用します。一般的に、要素は browser になりますが、他の要素も使用されます。notification
要素は各通知のために使用され、各項目は自動的に作成されます。各 notification は必要なときに表示されます。この要素は、例えば様々な Firefox ウィンドウに黄色の情報バーを実装するために使用されます。
notificationbox
は子要素を持つ垂直指向のボックスです。notification はボックスの一番上に表示されます。notification は dir
属性を reverse
に設定することによって一番下に置かれます。
現在の notification ボックスを見つけるには
Firefox の拡張機能内では、特定のタブの現在の notification ボックスをグローバル関数の getNotificationBox()
を呼び出すことによって受け取ってください:
notifyBox = chromeWin.getNotificationBox(notifyWindow);
ここでは、chromeWin
は XUL window (通常はただの window
)、notifyWindow
は notification ボックスを見つけたいタブの Web コンテンツウィンドウです。
- メソッド
- appendNotification, getNotificationWithValue, removeAllNotifications, removeCurrentNotification, removeNotification, removeTransientNotifications
例
<notificationbox flex="1"> <browser src="https://www.mozilla.org"/> </notificationbox>
属性
XUL 要素からの継承 |
プロパティ
-
currentNotification
- 型:
notification
要素 - 現在表示されている
notification
要素、または null。このプロパティは読み取り専用です。
-
allNotifications
- 型: nodeList
- すべての通知の NodeList。このプロパティは読み取り専用です。
-
notificationsHidden
- 型: 論理型
- 通知エリアを隠すかどうかを指示します。
メソッド
appendNotification( label , value , image , priority , buttons )
- 戻り値の型: 要素
- 新しい notification を作成し、その通知を表示します。既に他の notification が高い優先度で提供されている場合、新しい notification は、その背後に追加されます。
- label - notification 上に表示するラベル。
- value - notification の識別に使用される値。
- image - notification 上に表示する画像の URL。
- priority - 通知の優先度。優先レベルを参照。
- buttons - notification 上に表示するボタン記述の配列。
- eventCallback Optional - a JavaScript function to call to notify you of interesting things that happen with the notification box. See Notification box events.
- 優先レベル :
- PRIORITY_INFO_LOW
- PRIORITY_INFO_MEDIUM
- PRIORITY_INFO_HIGH
- PRIORITY_WARNING_LOW
- PRIORITY_WARNING_MEDIUM
- PRIORITY_WARNING_HIGH
- PRIORITY_CRITICAL_LOW
- PRIORITY_CRITICAL_MEDIUM
- PRIORITY_CRITICAL_HIGH
- PRIORITY_CRITICAL_BLOCK
- ボタン :
- buttons 引数はボタン記述の配列です。各記述は次のプロパティを持つオブジェクトです:
- accessKey - ボタン上に表示するアクセスキー。
- callback - ボタンが活性化した時に呼び出される関数。この関数には二つの引数が渡されます:
- ボタンが関連付けられた <notification>。
- appendNotification に渡されるボタン記述。
- label - ボタン上に表示するラベル。
- popup - ボタンのための popup の id。null の場合、ボタンはボタンポップアップです。
getNotificationWithValue( value )
- 戻り値の型: notification 要素
- 特定の value を持つ notification を取得します。value は appendNotification で notification を追加した時に指定されます。一致する value が見つからないときは
null
を返します。
removeAllNotifications( immediate )
- 戻り値の型: 無し
- すべての
notification
を削除します。immediate
がtrue
の場合、メッセージはすぐに削除されます。immediate
がfalse
の場合、notification
は slide transition を使用して削除されます。
removeCurrentNotification
- 戻り値の型: 無し
- 現在の
notification
を削除します。
removeNotification( item )
- 戻り値の型: 要素
notification
を削除し、それが現在のitem
であった場合、次のnotification
を表示します。
removeTransientNotifications( )
- 戻り値の型: 無し
- persistence の値が 0 の notification のみを削除し、 persistence の値が 0 以外の notification についてはその値を 1 減らします。
関連項目
- 要素
-
notification